「こっちも掃除してよ!」公園清掃員を悩ます“モンスター住人”が突然大人しくなったわけ
今の世の中、モンスターな人々に出会ったり目撃することは稀ではありません。例えば、モンスター社員、モンスターペアレントやモンスター客などで、常識からはずれた言動や態度で接してくる人たちです。今回は、公園で清掃をする作業員が被害を被った、とんでもない近隣住人のエピソードです。
「この公園の担当は何人かいるんですが、それぞれ持ち場が決められているんです。例えば遊具担当だったり、休憩スペース担当だったりですね。私の担当は、道路に面している植え込み周辺でした。いろいろな花や草木が植えられているので、管理が結構大変なんですよ」
しかし加藤さんは大変な仕事ながらも、公園を利用する子供たちの笑顔のために、毎日やりがいを感じて働いているそうです。そんなある日、公園の向かい側にある住宅に住む女性から声をかけられ、とあるお願いをされます。
「なんでも、家の前の枯葉だったり、空き缶のゴミも掃除してほしいということでした。当然、公園外のエリアの清掃はする必要がないので断ってもよかったんですが、その日は少し余裕があったので掃除してあげたんですよ。でも、それが間違いでした」
ところが、その後、女性は加藤さんが清掃に来るたびに、待ってましたと言わんばかりにずうずうしいお願いをしてくるようになったのです。
「初めのほうは自宅前の掃除程度だったんですが、だんだん要望がエスカレートしていき、フェンスにからみついた雑草を取ってほしいとか、門扉に付いた蜘蛛の巣を処分してほしいなど、信じられないような依頼をしてきたんです。
しかも、私が戸惑っているといきなり強い口調で『私ちゃんと都民税払ってるんですから、それくらいやってよ!』と、少し語気を強めた口調で接してくるんですよ」
加藤さん(仮名・46歳)は、都内の公園や公共建物の清掃を請け負う会社に勤務しています。最近、担当現場の変更があり、加藤さんはまちなかにある「とある公園」を担当することになったそうです。
新しい現場はまちなかの公園
近隣住民のずうずうしすぎる要望
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愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
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