大学入試「総合型選抜」に特化した塾では何を教える? 代表を直撃
選抜入試という選択肢が救いに
そんな彼女を救ったのは、選抜入試という選択肢でした。
「同級生がみんなそこそこの大学に行く学校ではありましたし、自分もいつかは大学に行くという意識はあったんです。ですが、成績がボロボロの自分には一般入試は無理だとも思えました。大学に行くなら、選抜入試しかないと思っていたんです。たしかに、無理かもしれないと思うときもありましたが、基本はポジティブに『なんとかなる』と考えるようにしていました。そのせいで、母からは『なんでそんなに自信があるのか分からない』なんて言われてしまったんですが(笑)」
選抜入試は、河上さんのように、あふれんばかりの才能を持ちながら、ペーパーテストではその才能が測れないようなタイプの学生にとって、救世主のような存在になります。一般入試では太刀打ちできないような大学にでも、自分の積み重ねてきた実績や燃え上がる意欲を評価してもらえれば、入学のチャンスがあるからです。
もちろん、実績があるからと言って100%合格できるものではありません。河上さんの場合は、その低すぎる学校の成績が足を引っ張っていました。選抜入試では、学校の評定も審査の対象に入るのですが、評定平均が2.5しかなかった彼女は、他の受験生に比べて大きなハンデを背負っていたのです。
過去の合格者の評定平均は、4.5~4.8などかなり高く、河上さんのほぼ2倍にもあたります。赤点ギリギリだった河上さんは、先生からも「滑り止めが第一志望だと思え(=今の第一志望はほぼ無理だからあきらめろ)」と警告を受けることもあったのだとか。
特殊な試験対策
―[貧困東大生・布施川天馬]―
1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。MENSA会員。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa)![]() | 『東大式節約勉強法』 目標達成のための最短ルート、最小コストの具体的な方法が満載 ![]() ![]() |
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