東大生が考える「説明が下手な人」の特徴。「頭が良いと思われたい」願望が裏目に出るワケ
―[貧困東大生・布施川天馬]―
みなさんは「頭がいい人」とはどんな人だと思いますか?
巷では「本当に頭のいい人は難しいことをわかりやすく説明してくれる」なんて話をよく聞きます。難解なことを平易に言い換えてくれる技能を持った人を「頭がいい」と感じてしまうのは無理もない。
そのためか、頭がいいとみられたがる人ほど「要するに」とか「つまり」とか、話をまとめる接続詞を使いたがる傾向にあるように見えます。
ですが、むやみやたらと要点をかいつまもうとしても、過ぎたるは猶及ばざるが如し。結局意味がわからなくなってしまうでしょう。
説明が下手な人は、「要点」が理解できていないことが多い。話の背骨の部分だけを抜き出そうとして、全然関係ないところに目を向けてしまう。
それは、話の主題を理解できていないからです。今回は、みなさんが本当に説明が上手な人か、簡単な質問で確かめたいと思います。
『山月記』ってどんな話?
「目立つ部分」=「要点」ではない
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1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa)
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