東大生が「103万円の壁は撤廃すべき」と断言するワケ。「学費、生活費を稼ぐ学生」を見捨てるのか
―[貧困東大生・布施川天馬]―
みなさんは「103万の壁」をご存じでしょうか。基礎控除と給与所得控除を合わせた金額が103万円で、これを超えると所得税が発生します。パート、アルバイトで働く方が年末になると働き控えを起こす原因です。
これは1995年に合計103万円に引き上げられて以来、ずっと変わっていないようで、80年代前半には90万円で、その後100万円まで引き上げられた経緯があります。
40年前は結構頻繁にこの壁が動いていたのですね。逆に、30年近くも前の物価、貨幣価値の基準からずっと動いていないあたりに違和感を抱きます。
「103万円の壁」が学生にもたらす弊害
103万では自学自弁での大学生活は不可能
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1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa)
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