「ホテルでちょっと休憩していかない？」そんな使い古された言い訳が恋しい夜もあれば、うっとうしい夜もある。そんなもん彼女たちのさじ加減なので仕方ありません。 「今日は女の子の日なの」と、やんわりお断りした際に、「そうなの！ 気が付かなくてごめんね。しんどいよね。すぐにタクシーを呼ぶね」と、こちらを気遣ってくださる男性はとってもセクシー。 「またそうやってのらりくらりと逃げようっていうのか！」と、怒り出す男性はセクシーじゃないけど、まだマシ。 「だいたい最近のキャバ嬢はなっていないね」「最後までお客を楽しませてこそプロだろう」などと、謎の持論を展開し、お説教が始まるともう地獄です。 「結局金か？ 金を使った奴が偉いのか？」「俺は客としてではなく、ひとりの男として君と向き合ってきたつもりだ」と、さらにLINEで追撃までしちゃう男性は、確実に翌日のロッカールームで晒し者にされています。少し頭を冷やしましょう。 　 　今回は、「アフターで意中のキャバ嬢とラブホに行ける男性の行動」について解説しました。お金をたくさん使う。もしくはオダギリジョーか窪塚洋介に生まれ変わる。そこでやっとスタートラインに立てます。 　そもそも彼女はキャバ嬢で、あなたはただのおじさんなんです。ラブホまでの道のりは険しくて当然です。そもそもたかが“お遊び”です。もう少し肩の力を抜きませんか。 　今晩も節度を持って楽しい夜遊びを。 ＜文／みずえちゃん＞1989年生まれ。新潟県長岡市出身。関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務する傍ら、キャバ嬢デビュー。結婚、離婚、地方の激安キャバクラを経て、現在は銀座ホステスとライターを兼業。X（旧Twitter）：@mizuechan1989