新規オープン後、スタッフ6名が全員退職…駅前ライバル店の“恐ろしすぎる”謀略だった
昨今、巷ではやっているピラティスのエクササイズ。特に、専用の器具や道具を用いたマシンピラティスは、年齢を問わず多くの女性の間で人気があります。ただ、あまりの人気に教室が乱立しているのも事実。今回は、そんな人気のエクササイズ教室を新規オープンさせたオーナーに襲いかかったエピソードです。
「若い頃はヨガのインストラクターになろうと頑張っていたのですが、結婚・出産と重なり、体を動かすことから遠のいていたんです。でも、子育てが落ち着いた数年前からまたヨガをはじめ、その流れでピラティスに転向し、インストラクターのライセンスを取得したんです」
とはいうものの、駅前という好立地な場所を選んだため、予定の2倍以上のテナント費用がかかり、嬉しい反面、金銭面では少し苦しい門出となったそうです。
「場所代も想定外ですが、スタッフを集める時のほうが苦労したんです。フリーペーパーやネットの求人サイトなど、いろんなところに募集をかけたのですが、最初は全然集まらなくて……。一時はオープンを延期しようかとまで考えていたら、オープンの2週間前にバタバタと面接希望の方が見えて、一気に6人も決まったんです」
オープンから2か月あまりが経過し、ようやく順調に教室も回り出した頃、とんでもない事態に巻き込まれた横田さん。
「いつものように教室で生徒さんを迎える準備をしていました。すると、いつもはそろわない講師スタッフ全員がゾロゾロと教室に入ってきたんです。しばらくボーッと見ていたら、その中のリーダー講師が6人分の辞表をまとめて提出しました。声をかける間もなく、彼女たちは足早に教室から出ていったんです」
横田さんは、目の前で起きている事を最初は理解できなかったようです。
「30分くらいでしょうか? 入り口のカウンターでうなだれるようにしてたのですが、だんだん我に返り始めて、『そうだ! 今日予約の生徒さんに連絡しなきゃ!』と慌てて電話で説明しました。その後、教室のサイトをお願いしている会社にも一時休業の告知をお願いしたのを覚えています」
話を聞いたのは、都内の某駅前にピラティス教室を開業した横田裕美さん(仮名・45歳)です。長年の夢だった自分の教室をようやく持てた横田さんは、その喜びを語ってくれました。
念願のピラティス教室をオープン
「え!?」まさかの全員退職
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愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
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