更新日:2023年09月28日 10:18
仕事

新規オープン後、スタッフ6名が全員退職…駅前ライバル店の“恐ろしすぎる”謀略だった

信じられない事実が明らかに

 その後、数日間寝込んだ横田さんは、新しいスタッフの募集を開始します。インターネットの募集サイトに加え、チラシを準備して近隣の住宅地にも自分の足で配ったそうです。   「駅から少し離れた住宅街でチラシを配っていた時です。何げなく歩いていると、テナントビルの1階に入っているピラティス教室がありました。全面ガラス張りのおしゃれな教室です。でも、次の瞬間、見てしまったんです。なんとその中でこの前辞表を出したウチのスタッフが指導していたんです!」  横田さんはチラシ配りを中断し、そのスタッフが仕事を終えて教室から出てくるのを待つことにしたそうです。 「2時間ほど待ちましたかね。出てきたその女性は、私の存在に気付くと目をそらし立ち去ろうとしたのですが、私はどうしても辞めた理由が聞きたかったので『本当のことを教えてくれる?』と尋ねたんです。私も真剣だったので、彼女は言葉少なげに『私たち全員、このピラティスのスタッフなんです……』と話してくれました」

悔しさをバネに必ず成功させる

  ピラティス このピラティス「A」とは、横田さんが教室を構えた駅前に以前からあった教室だったそうです。数年前から複数の教室を展開していて、それらの中から6名が選抜されて送り込まれていたと言います。 「別に悪いことをした覚えはありませんが、同業者がいきなり目と鼻の先に開業されたら、いい気分はしませんよね。でも、このままでは生活苦になるので、再びスタッフ募集を再開させました。秘策も考えました。“近隣教室でのインストラクター経験者優遇”というタイトルで、給与アップも保障したんです。そしたら結構反応がよく、来週も面接で忙しくなりそうです」  それから1か月ほどして目標人数のスタッフがそろったとのこと。なんと、その中には待ち伏せして理由を尋ねた元スタッフの女性もいたそうです。これから横田さんの逆襲がはじまるかもしれません。 <TEXT/ベルクちゃん>
愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
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