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「おじさん知らないの?」クレープ屋にたむろする迷惑女子高生の“意外な正体”とは…

 最近よくネットで話題になっている“インフルエンサー”と呼ばれる人たち。SNSなどのフォロワー数が多いほど世間への影響力も大きく、マーケティング戦略の要と言っても過言ではありません。今回は、トレンドに疎い男性経営者が“インフルエンサー”を敵に回してしまった残念なエピソードを紹介します。
クレープ

※画像はイメージです(以下同じ)

 中村さん(仮名・39歳)は、脱サラして、東京都の郊外に念願のクレープ店をオープンさせました。

念願のクレープ店オーナーに

 郊外といっても人気のエリアということもあり、オープン当初から幸先の良いスタートを切っていたそうです。 「前職は工業用機械の営業で、まったくクレープとは縁がない環境だったのですが、都内の有名店はほとんどコンプリートするほどのクレープ好きなんです。就職してからもずっと夢を諦めきれず、とうとう脱サラまでして自分のお店を持ってしまいました」  オープンしてからは口コミなどでさらに利用客は増え、隣の駅からも、うわさを聞いて訪れる客もいたといいます。

気がつけば客の主流はJKに

 相変わらず好調な売り上げをキープしていた中村さんのお店は、いつのまにか女子高生のたまり場のようになっていたそうです。 「最初は特に気には留めていなかったのですが、改めてお店を見渡してみると女子であふれていたんですよ。お店は活気があって良かったのですが、ちょっと長居が過ぎるように感じていました」  店内の様子を意識するようになった中村さんは、徐々に長居する女子高生たちのことが気になり始めたといいます。 「いつも一番奥のテーブルを陣取っている女子高生4人組がいたんですよ。不良グループなどとはまた違う集団でした。その子たちはいつも昼前にやってきてクレープを1つずつ注文して、夕方過ぎまでそこを陣取っているんです。彼女たちのせいでイートインを諦めて帰ってしまうお客さんもいたんです」
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ついカッとなってしまって…
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愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
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