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義父は「普通の会社員」なのに…“とにかく羽振りの良い”夫の実家のメッキが剥がれるまで

義父から「衝撃の事実」を告げられる

麻美さんが衝撃の事実を知ったのは、つい先日のこと。 「あの時、夫はソファで昼寝をしていて、義母は買い物で留守。そこで、義父は神妙な面持ちで私に話しかけてきました。なんでもずっと相談するタイミングを見計らっていたようで……」 なんと、義母が自分や義妹のクレジットカードを勝手に作って散財しているという、開いた口が塞がらないような話だったのです。

「誰にも言わないで」と念を押されるも…

義父はたまたまクレジットカード明細を見かけて、この事実に気が付いたようです。 「数年前から義母が自分名義のクレジットカードを使って買い物をしていることは、義父は知っていたそうです。でも、娘のクレジットカードを発行して使っているのを知ったのは最近のこと。ただ、怖くてその事実について指摘できないと……」 「早めに話し合わないと。これは大変なことですよ」と告げると、「いつも何でも勝手に決めて、意見を言うと怒られるし。今回も見なかったふりをしようと思ったんだけど、誰かに聞いて欲しくて」と義父。 義母は口喧嘩の強い、意見を曲げない人。なぜか夫とも若干の距離がある義父が、身内で唯一腹を割って話せるのが麻美さんだけ。 「家族として迎え入れてもらったばかりなのに、そんな相談をされても……。もう、どうしていいかわからなくて泣きそうになりました。義母の裏の顔を知ってしまって、ショックだし、止めないといけないですし……」 義父には「誰にも言わないで」と強く念を押されたものの、これはまごうことない家族の危機。やむなく夫に相談しようと考えているそうです。 最も信頼できるはずの存在が、まさか一山いくらのインフルエンサーのような虚飾にまみれた日常を送っているとは……。この悪夢を終わらせるには、まずは恐怖に怯える義父を正気に戻すことからでしょう。 <TEXT/maki>
ライター・エッセイストとして活動中。趣味は人間観察と読書。取材からエッセイ、コラムまで幅広く執筆している
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