“酒癖の悪い義母”に怯える夫。午前3時に「男は犬のフン以下」と言われた
世の既婚者の頭を悩ましてやまないのが、嫁姑問題をはじめとした「実家付き合い」にまつわるトラブルではないでしょうか。
なかには、義理の実家に帰るのが怖くて仕方がない人もいるようです。なぜ、そこまで思いつめてしまうのか……。その理由を尋ねてみましょう。
都内在住の田中聡史さん(仮名・36歳)は知人の紹介で知り合った女性と結婚して3年目。2歳の娘がいる、至って普通の会社員です。
ただ、苦悶に満ちた表情で「できるだけ妻の実家には帰りたくないですね。毎度しんどい思いをするので……」と漏らします。
「実家に泊まりにいくと、まずはビールで乾杯します。最初は食卓を囲み、みんなと食べる夕飯は楽しくて、義父母も穏やかだし妻も娘もご機嫌なんですよ。近況報告をする時間も穏やかで、私も笑顔で対応できているのですが……」
嫌で嫌で仕方がないのが、夕飯が終わって二次会的な晩酌タイムに突入してからだそう。
「2歳の娘の寝る時間が9時頃なので、妻は娘を寝かせにリビングから離れてしまうんですね。そこから、私と義父母だけでお酒を飲む流れになります」
妻と娘が寝室へ行くと、義母はキッチンから焼酎を出してくるのです。
「義母は、家族団らんのタイミングにはビールや梅酒などを飲んでいるのですが、孫が寝静まってからは、『濃いめの麦茶割り』をがぶ飲みしだします。そして私の肩をたたき、『さあ、飲むぞ』と……」
田中さんは、普段は飲み会でもビール二杯飲んで満足する程度。そんな濃いお酒など、たまったものではありません。
「ただ圧力が強くて、とても断れませんね。出された酒は『いただきます!』と言いながら、仕方なくちょびちょびと飲んでいます」
できるだけ妻の実家には帰りたくない
妻と娘が寝てから始まる「恐怖の二次会」
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ライター・エッセイストとして活動中。趣味は人間観察と読書。取材からエッセイ、コラムまで幅広く執筆している
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