新人にパワハラしていた先輩を通報した結果…“モンスター新人の教育係”がたどる不運な人生
「新人にパワハラしていた先輩を通報した結果」というネット投稿が注目を集めたのは記憶に新しいでしょう。内容はこうです。新人Aさんの教育担当Bさんがパワハラしている疑惑が問題となり、投稿者が会社に通報。結果、パワハラ疑惑のBさんが他部署へ異動。
それも、1人や2人ではありません。新人Aさんの実態は、同じ質問を何度も繰り返すだけで学ばないし、できるようにならない。自分のミスを認めずに責任転嫁する。嘘をついて誤魔化すなど問題のある言動を繰り返すばかり。
しかし、全く悪気はなく逆にやる気はあるので、後始末で仕事とストレスが増える状態。しかも、なぜか、上司やその上に新人Aさんは可愛がられ、悪いのは教育担当者になる。この投稿には「投稿者やBさんに同情するコメントや、似た体験をした・見聞きした」というコメントが多く寄せられました。
それだけ、モンスター新人に悩まされる方々が多いということですが、これは対岸の火事ではありません。筆者は人事戦略コンサルタントとして600社以上の人事の裏を設計してきましたが、それだけ、あなたの職場に「モンスター新人」が現れる可能性が高いということです。
モンスター新人に関わったら最後、左遷されるまで苦悩が続きます。当然、上司やその上からは教育担当者のあなたが「新人育成できずにハラスメントを起こす人」と認定され、今まで築きあげた評価も、マイナスに書き換えられ、出世の道は閉ざされ、最後は左遷。
メンタル面や業務負荷だけでなく、あなたのビジネスパーソンとしての未来もぶち壊しかねません。転職しようとしても、即戦力の場合、前職の評判を確かめる「リファレンス」を求められることが増えたからです。
このリファレンスで「新人をパワハラして左遷された」と誰かに言われたら、転職話もパーになります。あなたが悪いわけではないのに、今まで重ねた職業人生をブチ壊されたらたまったものではありません。しかし、策はあるので解説します。
しかし、事実が明らかになるに従い、投稿者は苦しむことに。それは、新人Aさんが「モンスター新人」だったことが明るみになったから。後任の教育担当者がBさんと同じ苦悩を露わにしたので、それが発覚したというのです。
「モンスター新人」が現れる可能性は高い
モンスター新人はあなたの未来をブチ壊す
人事・戦略コンサルタント。外資系や日系の大手企業から中堅企業まで24年間、600社以上の人事や働き方改革に従事。『「稼げる男」と「稼げない男」の習慣』(明日香出版社)、『「ラクして速い」が一番すごい』(ダイヤモンド社)はベストセラー
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