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元セクシー女優が「成人向けビデオの脚本家」の裏側を暴露。台本を書いているのは誰なのか

 元セクシー女優でフリーライターの「たかなし亜妖」がお届けする連載コラム。2016年に「ほかにやることがなかったから」という理由でセクシー女優デビュー。女優生活2年半が経過したところで引退を決意し、現在は同人作品やセクシービデオの脚本など、あらゆる方面で活躍中。

成人向けビデオの「台本執筆者」の裏話

たかなし亜妖さん

元セクシー女優で現在はフリーライターの「たかなし亜妖」

 私はこのコラムで、成人向けビデオに台本があることを説明してきた。しかし、台本の執筆者に関してはノータッチだったことにふと気づく。  セクシー業界で台本を書くなど、どんな人なのかと皆さんは思うだろう。意外な人物が担当するケースも見られるので、実情を知ると面白く感じるかもしれない。  まずは、誰もが想像つくであろう「監督と脚本家の兼任パターン」をご紹介しよう。台本担当に細かく指示するよりも「自分で書いた方が早い」といった意向により、兼任を選ぶ監督がいる。特にこだわりを持つ監督は、誰かに任せて予想外のものができたら困るので、台本まで自分で手掛けるケースが多い。

予算の都合で監督が書くケースも

 また、予算の関係で致し方なく兼任せざるを得ないのも珍しくはない。監督、脚本家をそれぞれ雇っていたら出ていくお金が倍になる。だったら1人に任せて、ギャラにちょっと色を付ける方がメーカーとしても安く済むだろう。  ちなみにドラマものなどではなく、素人企画やナンパものなど、ほぼ台本不要の場合は専門家に依頼する必要性がない。複雑でない企画は、台本というよりも完全に指示書なので、監督が書いた方がいいに決まっているはずだ。
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一般人の公募や企画の持ち込みはあるのか
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元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya

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