更新日:2023年11月12日 19:56
エンタメ

元セクシー女優が「成人向けビデオの“撮影場所”」を暴露。“素人の家”を貸し出すバイトも実在

 元セクシー女優でフリーライターの「たかなし亜妖」がお届けする連載コラム。2016年に「ほかにやることがなかったから」という理由でセクシー女優デビュー。女優生活2年半が経過したところで引退を決意し、現在は同人作品やセクシービデオの脚本など、あらゆる方面で活躍中。

成人向けビデオの撮影はどこで行われているのか

たかなし亜妖さん

元セクシー女優で、現在はフリーライターの「たかなし亜妖」

 元セクシー女優を名乗っていると、成人向けビデオの「撮影場所」についてよく聞かれる。「一体どこで(撮影が)行われているんですか?」と普通に聞いてくれればこちらもあっさり答えるのだが、なぜか食い気味に「道端で撮影してるんでしょ!?」と言われることもある。  そういった人たちの興奮具合にはまぁウンザリしてしまうし、私はその度に思う。「今の時代に道端で、すっ裸を撮っていいわけなかろうが!」と。  ということで今回は「成人向けビデオの撮影場所」についてお話していこうと思う。結論から申し上げると人目につくところでカメラを回すことはなく、一般市民に迷惑がかからない形で現場は進行される。

成人向けビデオの撮影は基本スタジオで

 外撮りと呼ばれるものはあれど、あくまでこちらはイメージシーンやカラミのない演技パート、脱ぎのないパッケージ写真のみ。それ以外は室内撮影がデフォルトで、メーカーは基本的にスタジオを借りて作品を作り上げる。  スタジオといえど、ビデオ撮影専用の建物はメーカーの自社スタジオ以外存在しない。結果的にテレビの再現VTRやVシネ、カラオケのイメージ映像と似たような場所が使われるのだ。俗に言う「ハウススタジオ」というもので、広い浴場やバーカウンター、電車などその施設にしかない特徴的なセットがあることも多い。  企画内容によっては場所が限られるのが、成人向けビデオの悩ましいところ。結局「〇〇の企画と言えばあそこ」というパターンが決まり、“例のプール”のような名物スタジオが出来上がるのも業界あるあるだ。  名前は出せないが業界内ではしょっちゅう使われるチェーンのハウススタジオがいくつかあり、名前を聞けばみんな「ハイハイ、そこね」というリアクションをする。
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ホテルでの撮影が少ない意外な理由
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元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya

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