更新日:2023年10月31日 16:52
エンタメ

2023年秋ドラマ「コア視聴率」BEST10。民放各局が“最も重視する数字”で好スタートを切ったのは

秋ドラマのコア視聴率BEST10

下剋上球児

番組公式HPより

 さて、各局の秋ドラマは狙いのコア視聴率をどれくらい獲得しているのか。そのベスト10を見てみたい。(10月16~22日、関東地区、ビデオリサーチ調べ) ①TBS『日曜劇場 下剋上球児』(日曜午後9時)  コア4・1% 個人6・7%(世帯10・7%) ②日本テレビ『セクシー田中さん』(日曜午後10時半) コア3・3% 個人3・9%(世帯7・2%) ③テレビ朝日『相棒 season22』(水曜午後9時) コア3・0% 個人7・0%(世帯12・5%) ④日本テレビ『コタツのない家』(水曜午後10時) コア3・0% 個人4・3%(世帯4・0%) ⑤テレビ朝日『家政夫のミタゾノ』(火曜午後9時) コア2・7% 個人4・1%(世帯7・0%) ⑥TBS『マイ・セカンド・アオハル』(火曜午後10時) コア2・5% 個人3・3%(世帯5・7%) ⑦日本テレビ『ゼイチョー ~「払えない」にはワケがある~』(土曜午後10時) コア2・3 個人3・8(世帯6・6%) ⑧フジテレビ『いちばんすきな花』(木曜午後10時) コア2・2% 個人2・9%(世帯5・1%) ⑨フジ系、制作・関西テレビ『トクメイ!警視庁特別会計係』(月曜午後10時) コア2・1% 個人3・6%(世帯6・3%) ⑩フジテレビ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(月曜午後9時) コア2・1% 個人3・3%(世帯5・5)

抜群の安定感を見せた、1位『下剋上球児』

 トップの『日曜劇場 下剋上球児』は放送枠の強さをもあるが、高校野球という一家そろって関心を持ちやすい題材を中心に据えたことがスタートダッシュに成功した一因か。コア視聴率も個人全体視聴率も高い。鈴木亮平(40)、黒木華(33)ら出演陣の演技は危なげなく、安心して観られる。  これまでにも『最愛』(2021年)、『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』(2022年)などをヒットさせている新井順子プロデューサー、塚原あゆ子監督のコンビは相変わらずソツがない。
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2位『セクシー田中さん』は大化けするか?
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放送コラムニスト/ジャーナリスト 1964年生まれ。スポーツニッポン新聞の文化部専門委員(放送記者クラブ)、「サンデー毎日」編集次長などを経て2019年に独立。放送批評誌「GALAC」前編集委員

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