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20代OLがレストランで見た“衝撃の光景”…「しばらく外食が出来なくなった」

「自分へのご褒美」で訪れた店で…

 それから数年が経ち、新井さんはすでに社会人になっていたが、またもや飲食店で不快な思いをすることになる。さすがに運が悪いとしか言いようがない。 「営業の仕事で良い成績を出せて、がんばった自分へのご褒美にイタリアンのお店に食べにいくことにしました。綺麗で雰囲気の良いお店で、そこそこ値段のするコースを注文。前菜を楽しんだあと、パスタに舌鼓を打ち、残り半分くらいになったとき目を疑いました。謎の茶色い物体があったんです……。まさかと思い、フォークで麺を持ち上げてみると……死んだゴキブリが横たわっていたんです。  本当に気持ち悪くて、その場で吐きそうになりました。でも、そこは洒落た空気が漂うお店。ゴキブリが理由で周囲から注目されるのが嫌で何も言えませんでした……。お皿を下げてもらう時にわざと見えるようにしていたので、気づいてくれるかなと思ったんですが、まるで無反応。高いお金を払っただけにショックでした……。その後、文句を言えなかった自分に対する自己嫌悪も湧いてきて、しばらく外食出来ませんでしたね」  2度にわたるトラウマ体験を払拭すべく、昆虫食に挑戦してみようと思ったこともあるそうだ。しかし案の定、缶詰が販売されている自販機の前にたっただけで全身に寒気が走り、やむなく昆虫との和解を諦めたという。 <TEXT/和泉太郎>
込み入った話や怖い体験談を収集しているサラリーマンライター。趣味はドキュメンタリー番組を観ることと仏像フィギュア集め
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