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20代OLがレストランで見た“衝撃の光景”…「しばらく外食が出来なくなった」

 客としてよく通っていた店でアルバイトをしたことは、珍しい話ではない。ただし、当然ながら関係者しか知りえない、いわば“裏の部分”を目の当たりにしてしまうワケだ。そうなると、それまで抱いていたポジティブな気持ちが消沈してもおかしくない。  新井恵美さん(仮名・29歳)もそのうちの一人。バイト先で強烈な体験をしたせいで、一時期飲食店で外食ができなくなったそうだ。
口を押える女性

画像はイメージです

高校生のころ、バイト先のファミレスで…

「高校生のころですね。当時好きだったファミレスチェーンでバイトすることにしたんです」  小遣いを稼ぐのはもとより、好みのメニューを従業員割引価格で食べられるのも大きかった。 「大きな商業施設に入っている店舗で、かなり忙しくて最初は大変でした。でも、店長を含めて気の良い人が多かったし、休憩時にハンバーグを食べられることを励みに頑張っていましたね」

炊飯器の中で死んでいたのは…

 そうして、キッチンスタッフとしてバイトに励んでいたある日のこと。 「ライスをお皿に盛ろうと思い、炊飯ジャーを開けて戦慄しました。炊き上がったばかりのお米の上に、大きな蛾が羽を広げて死んでいたんです。蛾の周囲は鱗粉で茶色く変色していました……。私は虫が大の苦手なんですが、お米に蛾の出汁が出てしまっていることを思うと心底ゾッとしました。これはさすがに使い物にならないだろうと思って、店長に報告したんですが、予想外の答えが返ってきたんです。『蛾のとこは捨てて、あとは使って』といわれ……」  さすがに反論した新井さんだったが……。 「『無理だと思いますが』と店長に伝えましたが、『いいからやって』と聞く耳を持たずで。いつもは優しい店長が、その時は有無を言わせぬ口調でした。2台ある炊飯器のうち、もう1台は炊き始めたばかりだったので、もし捨てれば炊けるまで1時間近くかかる。その間ライスの提供を止めるというのは難しいことはわかりますが、ショックでした。ライスをお皿に盛っているうちに涙が出てきてしまって……大好きなチェーンでしたが、アルバイトを辞めることにしました。それからしばらくの間は、外食ができなくなりましたね
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「自分へのご褒美」で訪れた店で…
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込み入った話や怖い体験談を収集しているサラリーマンライター。趣味はドキュメンタリー番組を観ることと仏像フィギュア集め
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