更新日:2023年11月10日 19:40
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卒業から1年。元SKE48・須田亜香里が「アイドルを卒業していろいろな感情を解禁できた」いま挑戦したいこと

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アイドルを辞めてみないとなれない自分があった

加入から約13年という長きにわたりSKE48を牽引し続けた須田亜香里が「アイドルだけでなく、人間・須田亜香里としても人生を味わい尽くしたい」そう宣言し、グループを卒業してから約1年が経った。ファンへの神対応がたびたび話題となり、“握手会の女王”の名をほしいままにした彼女だが、活躍の場を移した今、どのような変化があったのだろうか。今回初のフォトエッセイ『がんこ』発売を機に卒業後の心境や今後の展望などを聞いた。 ――グループ卒業時の“人間宣言”から1年。どんな変化がありましたか? 須田 辞めてみないとなれない自分があったんだなって感じますね。卒業する前は、アイドルをやめたら自分の居場所はゼロに戻っちゃうのかなとか、SKE48の肩書きなくなったら今まで求められた場所で求められなくなったりとか、そういう怖さがあったんです。でも実際はそんなことはなくて、今まで使ってくださっていた方が継続して声を掛けてくださったり、個人でもイベントに呼んでもらったり。自分の名前、身ひとつで挑むような仕事の機会もあって、この1年で新たな人との出会いも増えている状況が嬉しいですね。 suda_interview02――ファンとの関係に変化はありましたか? アイドル時代は「握手会の女王」という肩書きがありましたけど、握手の仕方が変わったとか。 須田 握手は意外と変わってないです。私は握手会でのマイルールを持っていたんですけど、その基準を13年間ずっと守ってやってきたことは間違いじゃなかったなって思ってます。だから、ファンの人がお金と時間を割いてくれて自分に会いに来てくれることは、これからも変わらずに大事したいですね。フォトエッセイのなかでも「仕事とお金の価値観」について書いてるんですけど、アイドル時代に培ったものが現れる場所なんだなと実感してます。

ソロの今の方が数字がシビアに現れる怖さも……

――その点でいうと、ソロになって「仕事とお金の価値観」に変化はないですか。 須田 ひとりになった今のほうが、ファンクラブでもイベントでもお金の流れが見えるから怖いです。今思うと、アイドル時代のほうが数字の出方はマイルドだったなと思うぐらい(苦笑)。でも、私はSKEを卒業する前にソロライブをやらせてほしくて、会社と自分で交渉して実現させた経験があるんですよ。だから今も、何かを企画するときはそのときの感覚を持ちながら、どういう仕組みだったら赤字にならずに継続して行えるのかというのは常に意識してます。 suda_interview03
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気になる彼女の金銭感覚について掘り下げる
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