更新日:2023年12月15日 20:46
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元ラブホ従業員が語る迷惑客。扉を開ければ“全裸”で仁王立ち、客室の惨状に「思わず泣きそう」――2023年大反響トップ10

2023年、反響の大きかった記事からジャンル別にトップ10を発表。世間を騒がした「困った客」部門、店員が本音を語る迷惑客の数々から第3位はこちら!(集計期間は2023年1月~10月まで。初公開2023年5月22日 記事は取材時の状況)  *  *  *  こんにちは。元ラブホ従業員の和田ハジメです。およそ6年もの間、渋谷区道玄坂にあるラブホテルにて受付業務および清掃業務に従事してきました。
ホテル

※写真はイメージです。以下同

 ラブホの従業員と聞くとなんとなく暇そうな印象を抱く方も多いことかと思われますが、筆者が働いていたのは都内でも屈指の繁華街であり、なおかつ近隣他店と比較しても相当にリーズナブルな価格帯でお部屋を提供している激安店。  多少の繁閑差こそあれど、基本的にはせわしくお客様の応対に追われる日々を過ごしてきました。そして土地柄からか、“お行儀の悪い”お客様もかなりの頻度で来店され、トラブルを引き起こすこともしばしば……。  そこで今回は、元ラブホ従業員である筆者が遭遇した迷惑客というテーマで少しだけお話をさせていただければと思います。

迷惑客①:延長料金の支払いを渋り続けた挙句、逃走を試みたお客様

 筆者が勤務していたラブホは激安店。リーズナブルな価格帯で客室を提供しているぶん、延長料金に関しては割とシビアな徴収を行っておりました。  具体的には、退室予定時刻から1分でも過ぎたところで延長料金が発生し、以後30分刻みで1000円ずつ加算される仕組み。  例えば2時間延長した場合は、それだけで4000円の延長料金を支払うハメになってしまうのです。これほどまでに無駄な出費はありません。  とはいえ、ルールはルールです。大抵のお客様は延長分の料金をしっかりと支払ってくれるのですが、ごく一部、あらゆる策を弄して支払いを回避しようとする厄介な人間も存在しておりました。  その中でもとりわけ筆者が手を焼いたのは、“逃走を試みたお客様”でした。

見えすいた嘘、苦し紛れの言い訳、そして……

 そのお客様は休憩利用の最短コースである“60分”を選択し、退室を促す連絡にも“居留守”を使って無視し続け、当初のチェックアウト時刻から3時間を過ぎても一向に退室するそぶりを見せませんでした。  「もしかしたら急病で倒れているのかもしれない」と考えた筆者はマスターキーを持って部屋に向かい、ノックもそこそこに扉を勢いよく開けました。  お客様はくつろいだ様子でAVを鑑賞していました。  思わず呆れてしまいましたが、筆者が語気を強めて内線電話に出なかった理由を問いただすと、回線が壊れているから不通だったとの返答が。  筆者はそのままフロントに戻り、再度内線電話を入れダッシュで客室へ。当然ながら着信音は部屋中に鳴り響いておりました。
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「手持ちのお金がない」
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およそ6年にわたり、渋谷区道玄坂の激安ラブホにて受付業務および清掃業務に従事。繁華街で様々な人間を見てきた経験をもとに、迷惑客の存在やスタッフの裏事情などをテーマに執筆(していく予定)。
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