“俳優デビュー10年”の馬場ふみか28歳「当時は新潟の普通の学生。撮影の次の日はテストだった」
2014年に映画『パズル』でデビューを飾り、俳優としてのキャリア10年目に突入した馬場ふみかさん(28歳)。
――俳優デビューから10年目です。
馬場ふみか(以下、馬場):そうなんですよね。取材で言われて気づきました。
――デビュー作の映画『パズル』から拝見していますが、しょっぱなからR15+指定のかなり飛ばしたスリラーものへの出演でしたね。
馬場:改めて振り返ってみるとそうですね(苦笑)。必死だったので、大変な役だったのかなんなのかもわかりませんでした。当時は新潟の普通の学生で、撮影が終わった次の日からはテストだったんです。いろんな意味で大変だった記憶があります。
――当時と今とを比べて、ご自身で変わったと感じる部分を教えてください。
馬場:大きく変わったと感じるのは、ご一緒する共演者やスタッフのみなさんと、世間話などのコミュニケーションを取れるようになったことです。以前は本当にしゃべらなかったんです。取材でもまったくしゃべれず、『仮面ライダードライブ』に出演しているときに何十本、何百本という取材を受けましたけど、お兄さんたちの言っていることに「うん」と頷くことしかできませんでした。
――そこから変化していったのには、なにかきっかけがあったのですか?
馬場:ちょうど『仮面ライダードライブ』の頃に二十歳を迎えたのですが、みなさんからお祝いしてもらって、お酒を飲みながらいろんな話をしたんです。それまでお仕事の方と、お芝居と関係ない話をすることなんてなかったし、ご飯に行くこともありませんでした。
そのときにいい意味で、みんな“人なんだな”と思えたんです。それまでは怖かったというか、どうやって話したらいいのかまったくわかりませんでした。でも怖がらなくていいとわかって、ちょっと心を開けるようになったと思います。
第44回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞した映画『恋は光』や、ドラマ「やんごとなき一族」、主演ドラマ「夫を社会的に抹殺する5つの方法」など、近年は特に演技面で高い評価を集めていますが、実は「表舞台に立つ仕事は向いていない」と話します。
現在公開中の主演最新作『コーポ・ア・コーポ』は、大阪のとあるアパートに暮らす、さまざまに事情を抱えた住民たちの日々を見つめた人間ドラマ。フリーターのユリを好演している馬場さんに「やりがいを感じている」という現在の素直な気持ち、ユリとの共通点も聞きました。
俳優デビュー10年目「言われて気づいた」
コミュニケーションを取れるようになった
ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi
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