更新日:2023年12月05日 17:13
エンタメ

“俳優デビュー10年”の馬場ふみか28歳「当時は新潟の普通の学生。撮影の次の日はテストだった」

最新主演作は、なんか好きだなって

コーポ・ア・コーポ

『コーポ・ア・コーポ』(C) ジーオーティー/岩浪れんじ

――現在公開中の主演作『コーポ・ア・コーポ』は、そんな現在の馬場さんだから出せる魅力が詰まっている作品だと感じました。 馬場:シンプルにすごく好きなお話です。ゆっくり空気が流れていて、リアルに近いようで遠い感じもあって、みんなそれぞれいろんなことがありながら生きていく様が、変にドラマチックになりすぎずに描かれている。いいな、なんか好きだなって。正直、「私が主演で大丈夫ですか?」と思いました。 ――演じたユリと、ご自身とで重なる部分はありますか? 馬場:ユリはズパっと言うときは言うけど、それ以外は感情を表に出さないところがあって、そこは割と近い感じがします。私も波風立てずに生きていきたいので。

話すより、聞き役が多い

馬場ふみか

馬場ふみか

――確かにユリは、波風は立てずにいますけど、でも閉じてはいないですよね。ちゃんとみんなのことも見ているし、そこも自身と共通していると感じますか? 馬場:そうですね。ユリは聞き役というか、みんなに話しかけられるイメージがありますけど、私も人の話を聞いているほうが多いです。自分がしゃべること自体が少ないし、聞いているほうが楽というのもあります。年々、言葉を発するのって難しいなとも感じます。 ――というと。 馬場:すごく仲のいい友達であっても、傷つけるような言葉を発するのが嫌です。自分がまったく違う話をしていても、それが相手の何かに引っかかって傷つけてしまったら嫌だから話すのは苦手なんです。 ――それは自身が傷ついた経験があるからなのでしょうか。 馬場:それもありますし、言葉が外に出れば、いくら気をつけたからといって、世界中の人が傷つかないことは絶対にないですよね。何か発言するからには自分が気をつけられる部分は最低限、気をつけていきたいと思っています。
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ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi

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【公開情報】
コーポ・ア・コーポ』はTOHOシネマズ日比谷ほかにて全国順次公開中
(C) ジーオーティー/岩浪れんじ

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