仕事

元セクシー女優が「引退後に出会ったヤバい人」を暴露。「セクシー女優だから無理」と差別されたことも

アツいことを語るけど連絡がつかない某お偉いさん

たかなし亜妖さん

たかなし亜妖は現在、鳥越アズーリFMにて毎月第4日曜16時から放送されている「たかなし亜妖のモザイクストリート」のメインパーソナリティを務めている

「言葉よりも行動で示す」。これは信頼を得るに最も欠かせない行為だぞ、と経験豊富な人間は語る。ただ、説得力がありそうな言葉で熱弁されると一瞬でも相手が輝いて見え、油断することが誰にでもあるだろう。  まだまだフリーランスとして未熟だった私は仕事への意識や、今後の展望をアツぅ~く語るお偉いさんに引っかかり、仕事を引き受けてしまった。  面白そうな案件であり、単価も悪くはなかったのでウキウキで執筆へ取り掛かろうとしたが、まず企画書が送られてこない。打ち合わせが終わった後にすぐ送るとの話だったのに、翌日になってもグループチャットが一向に動かないのだ!  不安を覚えたのでこちらから連絡すると、大変忙しいとのこと。「すみません、別の者が対応しますので」と言われ、ようやく企画書をゲットしたものの、中身は明らかに即席で作成したズタズタの資料。読みながら次から次へと疑問が浮かぶレベルである。  質問事項が多すぎたのでまとめてチャットで送ると、これまた回答がない。もう半分諦めモードで追撃すると「すぐ回答します」と返事があり、肝心の答えが送られてきたのはなんと一週間後だった。  話が一向に進まないので辞退の旨を伝えると、あっさり承諾してくれず、なぜか引き留められる。「とりあえず一本は絶対に書いてくれ」と頼まれたので仕方なく納品し、結局最終確認が取れるまで1カ月半の時間を要するハメに……。  引き留めるくらいならちゃんと対応してくれ!と喉まで出かかったのはここだけの話。口先だけの人間に惑わされてはならないと、学びを得た痛いエピソードである。

「セクシー女優だからねぇ」を主語に持ってくる犯罪者予備軍おじ

 私は基本的に飲み会やパーティーが大嫌いで、大勢の中に飛び込むくらいなら家に引きこもってマックを食べていたいタイプである。けれども一時期はコミュニケーション能力を高めようと努力し、陰キャな自分を封印しながら頑張って集まりに参加し続けた。  そんな時に出会ったのが、自分の父親くらいの年齢の男性。業界の人間ではなくあくまでその手の知り合いが多いおじさんで、「何かあれば繋げるよ」と自信満々に言うのだ。  明らかに怪しかったので避けて通りたかったものの、集まりに招待してくれたAさんが悪気なく「この子元セクシー女優でね! 面白い経歴持っているのよ」と、謎の人物にバラしてしまったのである。  これが悪夢の始まりで、おじさんは私に根掘り葉掘りと色々な質問をぶつけてくる。家族構成、学歴、ビデオ出演歴、当時の芸名、好きなプレイなど段々関係ないほうに話題が逸れ、身の危険を感じてしまう。
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「君は残念ながら女だから」と差別的な発言は続き…
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元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya

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