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元セクシー女優が「引退後に出会ったヤバい人」を暴露。「セクシー女優だから無理」と差別されたことも

セクシー女優に対する差別的な表現は続き…

たかなし亜妖さん 能面みたいな表情で適当に答えていると私の態度に腹が立ったのか「セクシー女優だから高卒なの?」など、かんに障る話題を出され、極めつけはこれだった。 「まぁセクシー女優だからねぇ。ていうか、ライターなんて無理なんじゃないかなぁ。セクシー女優ってやっぱりセクシー女優でしかないし? 君は残念なことに男じゃなく、女だから。ネッ(笑)」(※本当にこういう喋り方なのである)  今の時代にそぐわない発言であり、そもそも喋り方にムカついていたので即座に帰ろうとすると、おじさんは慌てて「まぁまぁ落ち着きなさい」と私を引き留めた。  そして今17歳の彼女がいることと、現在の恋人がセクシー女優を志願していると相談を持ちかけられ、どうやらじっくり話したいらしい。でも私は犯罪者予備軍かつ、すべてにおいて差別的な目で見る人間と語り合うことなど何もない。  もうどう思われても構わないので、「結構です」と振り切ってその場を後にした。当時は不愉快な気持ちでいっぱいだったけど、今こうしてネタにすればなんのその。  それにしても「17歳の彼女って本当に彼女なのか?」というツッコミは、野暮なのでやめておこう。危険な人間はどこにでも存在する現実を思い知らされ、いい勉強になった。二度と会いたくないけど……。

「夜職の人は変、昼職の人はまとも」とは限らない

 おかしな人間には散々出会ってきたが、たかなし亜妖二十ウン年間の中でこの3名がぶっちぎりでアウトだ。書いていて自分でもウソと思いたいが、残念ながらすべて紛れもない事実だからしょうがない。  夜職は変、昼職はまともという概念はもしかすると、昼職の人間がそう思いたいだけなのかもしれない。そして夜職の人間も自分たちのおかしさを主張し、昼の世界を批判すれば自己防衛へと繋がるのだろう。  昼と夜、きっと一生相容れない関係だろうけど、どこへ行っても“あたおか”は100%いるので、仕事がどうだから、環境がこうだからと安易に決めつけてはならないのだ。 文/たかなし亜妖
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya
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