更新日:2024年12月05日 14:42
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キャバ嬢が見た忘年会のドン引き事件簿。平社員が社長の指名嬢を口説いてしまい…――仰天ニュース・忘年会トップ3

幹事のスマホが鳴り…嫁激怒の顛末

ナツさん

ナツさん

 そして最後はハメを外しすぎてしまい、悲惨な忘年会となってしまったケース。語ってくれたのは大阪のキャバクラに勤めるナツさん(仮名・23歳)。 「うちの店はVIP席がカラオケ個室になっていて、そこで去年お客さんが忘年会の余興をやったんです。踊ったのはDA PUMPの『U.S.A』でお客さんも女の子も大盛りあがり! その様子をみんなで動画撮影していたのですが、Kさんというお客さんがインスタのストーリーにその動画をアップしたんです。それからしばらくしてカラオケをして盛り上がっていたら、突然、Kさんのスマホが鳴りだしたんです」  突然の電話に最初は特に気にしていなかったKさん。だが、ふと着信画面を見ると急に青ざめたように電話を持って店の外に出ていったという。 「どうやらKさん、キャバクラとバレないようにダンスの部分だけをストーリーにアップしたつもりが、後ろの鏡に指名嬢と肩を寄せ合う姿がバッチリ写り込んでいたらしいのです。それをKさんの奥さんが見てしまったようで、奥さんから鬼電がかかってきたというのです。  さらにタイミング悪いことに奥さんは妊娠していて実家に帰省中。初産で精神的にピリピリしていたそうで、Kさんは『ふざけんな! 今すぐ帰れ!!!』と電話越しに怒鳴られていました……。『幹事だから帰れない』というKさんに奥さんはまったく聞き耳持たず……。  しまいには『今から、その店に乗り込んでやるからな!!』とまで言われてしまい、渋々他の人達に謝ってKさんだけ先に帰ることになりました。当然、幹事がいなくなった忘年会はお通夜のようにシーンとしていました。私達も『追加のボトル頼んでイイですか?』と聞けずに、薄~い水割りを飲んでいましたね……」  その年の苦労を忘れるための忘年会のハズが、周囲からドン引きされてしまっては興ざめもの。新年早々、上司やキャバ嬢にサム~イ視線をぶつけられないようにいつもより気合いを入れて挑んだほうが良さそうだ。 <取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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