更新日:2023年12月18日 13:50
エンタメ

“メンバーがファンと付き合っている”衝撃の暴露をしたアイドルが「本当に許せなかった」こと

なぜ所属と脱退を繰り返していたのか

 決意を固めたななしは通信制の高校に編入。アイドルになるために地元・静岡より上京する。どうせ上京するんだからやりたいことは全部やると決めていた。だだ、ななし自身「あの頃は若さもあって考え方がなんかほんと子どもでしたね。今思うともっと上手くできたなと思います」というように、グループを渡り歩くことになる。  2018年、2つ目に所属したグループは運営が飛び解散。2019年、3つ目に所属したグループ「ぜんぶ君のせいだ。」は、すでに全国的に名が知られているライブアイドル。何よりななしが高校時代より憧れていたグループだった。意を決してオーディション受け見事合格しメンバーとなった。「ようやくアイドルになれる!」そんな気持ちでいっぱいだった。  人気のグループで全国各地でのライブやフェスなどにも出演。勢いもあり順風満帆に見えたがここでも不運に見舞われる。ライブ活動からくる疲労が重なり、適応障害となり脱退することになる。  それでも諦めきれないななしは2021年、少しの休養を得て「MiiS(ミース)」というグループに加入。この4つ目となるグループでは長くレッスンはしていたものの10回しかライブに立つことはなかった。こちらは“家庭の事情”により脱退となった。

それでもアイドルを辞められないわけ

ななしのななし そしてコロナ禍を経て2023年、再びアイドルとして返り咲く。こうまでしてアイドルに戻りたかったのは一体なぜなのか。何かやり残したこと、心残りがあったのだろうか。 「大きなライブ会場でのワンマンが決まっていたけどコロナ禍で延期になって、結局、出る前に辞めちゃったり。今思えばもっとやりようがあったなとか。そういうのが悔しくて……何かやりたいなと思ってたんです」  良い例えではないがアイドルは麻薬みたいなものだと言われる。一度大きなステージに立ったものは一度辞めても、その時の快感、楽しさなどを忘れられずにまた戻ってくる。ななしも様々な苦労や嫌な思いをしながらもそんな楽しさを求め再びステージに戻ったわけである。
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次にステージに立つ時はアイドルではなく…
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富山県出身。中央大学法学部卒。在学中より故・永谷修氏に師事。文藝春秋『Sports Graphic Number』編集部などを経て2018年に独立。執筆活動のほか書籍の編集、YouTube制作、アーティストマネジメント、ライブイベントなどを行っている。Twitter: @matsudai0228

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