「着替えのTシャツ」を持参するファンも。「夏場のライブハウス」のにおい事情を現役アイドルに聞く
9月に入り35度を超える暑さも少し収まってきたが、台風やゲリラ豪雨などでまだまだ蒸し暑い日々が続いている今日のこの頃。外を歩くだけでも汗をかいてしまうような状況だ。汗をかけば当然、においも気になるところ。人は自分自身のにおいには鈍感なもので、近年ではにおいにおけるハラスメント「スメルハラスメント(スメハラ)」も社会問題として取り上げられてきている。
最近では男性の体臭に関して、苦言を呈したフリーアナウンサーの投稿が炎上し、所属事務所を解雇となるなど話題となった。
とにかく汗をかくこの季節。アイドルイベントが行われていた夏場のライブハウスはいったいどういった状況なのか。アイドル達はどう対策しているのか。今回はXのポストで様々な話題となっているライブアイドルグループpipiaのメンバー・aira、ann、負け犬るゐ(るゐ)。そしてpipia研修生・しのに話を聞いた。
「例えば特典会の会場を通った時にスペシャルなにおいがする時はあります。私たちのファンではないんですけどね! コロナ中はマスクをしていて全く気が付かなかったけど、特典会で『うわー』ってなるときもあります。私たちのファンの中には自分から気にしてTシャツを持ってきて、においに気を遣ってくれている人もいて、優しい人が多いなって思っています」(aira)
特に夏のライブハウスともなれば会場にくるだけで汗だく。そしてフロアで沸けばライブ後の特典会の頃にはもうTシャツはずぶ濡れ状態。反面、エアコンがガンガンに効いている会場では変に汗が乾いて逆ににおいがするようにもなるという。
「私たちもロックアイドルなのでステージでめちゃくちゃ汗をかくからヲタクの汗は気にならないですね。むしろ、楽屋戻ってきたときが大変です。汗を拭いて制汗スプレーや香水でごまかしたりって必死です笑」(るゐ)
ライブハウスの楽屋は窓もなく換気が不十分のためにおいがこもる。たくさんの香水のにおいが混ざり大変なんだとか。
「いや~(楽屋に)入った瞬間にうわってなることあるよね!? あそこのライブハウスは楽屋狭いしこもってるな~って全然ありますよ」(ann)
デパートの化粧品売り場でも時折、香りが混ざり気になることがあるが、この楽屋は想像するだけでも「うっ」となる。
着替えのTシャツを持参するファンも
換気が不十分のライブハウスの楽屋
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富山県出身。中央大学法学部卒。在学中より故・永谷修氏に師事。文藝春秋『Sports Graphic Number』編集部などを経て2018年に独立。執筆活動のほか書籍の編集、YouTube制作、アーティストマネジメント、ライブイベントなどを行っている。Twitter: @matsudai0228
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