――アニメパートでは、実写では描けない迫力満点のアクション、夢あふれるファンタジーなど、ダイナミックなシーンが繰り広げられ、実写パートではよりリアリティーを感じながら物語を堪能できるという1粒で2度美味しい作品となっていますが、「ここはぜひ堪能してほしい」という中島さんのおすすめポイントがありましたら教えてください。 中島：私が演じたナギがタイムと出会ってどんどん成長していく姿は、作品の軸というか大きな見どころだと思いますが、アニメやCG、セットなどヴィジュアル面にものすごく力の入った作品だと思うので、そこはぜひ堪能してほしいですね。特に独創的なセットが印象に残っていて、日本のファンタジー・ドラマでここまで作り込みをしている作品はないんじゃないかなと思います。本作の重要な舞台となる猿島にある設定の“アクタ村”をまるごと作り上げた、スタッフさんの並々ならぬ情熱には感動を覚えました。 ――セットといえば、ナギのお母さんのお部屋も独創的でしたよね。 中島：部屋中にいろんな絵が飾ってあったり、床にも絵が描いてあったり、世界観が本当にすごいなと思いました。その中には原作者である出水ぽすか先生が描いたイラストも飾られていて、それを見つけたときはテンションが上がりましたね。