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「若者は飲みに行かない」は大間違い。“急に誘われる”のが嫌なだけ

職場の飲み会は不要なのか?

飲み会 そんな若者世代とのコミュニケーションとして飲み会が適切ではないかといえば、必ずしもそうではありません。むしろ、私は飲み会を推奨しています。  実際に弊社では、全社的または部署ごとに飲み会を開催しており、これが仕事の効率を向上させる効果を実感しています。  特にチームビルディングにおいて飲み会は非常に効果的だと思います。実際、Z世代の中には、飲み会に参加することで悩みが解消されたという声もあります。  行きたくなる飲み会とそうでない飲み会の違いは、参加メンバーが元々仲がいいかどうかに大きく関係します。

飲み会はあくまで雑談の延長線

 例えば、異業種交流会のような飲み会で居心地が悪くなるように、普段話さない社内の人との飲み会はストレスがかかり、想像以上に疲れるもの。これは、何を話したらいいかわからず、余計な気を使うからです。  そのため、上司に求められるのは、飲み会以外の場でもプライベートな話ができるくらいに、こまめにコミュニケーションを取り、雑談をすることにほかなりません。  現代の若者はLINE、Instagram、TikTokなどのSNSを通じてコミュニケーションを取っています。そのため、帰宅後の時間を個人活動や情報収集に使うことも多くなっています。
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従来の「飲みニケーション」は…
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20代専門転職アドバイザー、株式会社デザイナー代表取締役CEO。1995年、大阪生まれ。キャリアアドバイザー兼ヘッドハンターとして過去2000人ほど、就活・転職相談に従事している。特に20代のキャリア支援には定評があり、26歳という若さで2022年には西日本ベンチャー100に選出される

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