更新日:2023年12月28日 16:13
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「東京大賞典」攻略のカギは大井の‟新しい砂”にあり!注目すべき2頭の有力馬を徹底解説

船橋競馬場で勝利があるウシュバテソーロは心配なし

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昨年の東京大賞典の覇者で、今年のドバイワールドカップを制したウシュバテソーロ

 今回、1番人気に支持されるであろうウシュバテソーロ。まだ砂が変わる前だった昨年の東京大賞典の勝ち馬だけに、新しくなった大井競馬場への適性がカギになりそうです。  ただし、同馬に関しては同じオーストラリア産の船橋競馬場で行われた日本テレビ盃を制しています。そのため新しくなった大井競馬場への適性も高いと判断できるでしょう。  ダートに路線を変更してから、国内では7戦して上がり1位が6回2位が1回と決め手は優秀で、芝時代からその片鱗を見せていましたが上がりが掛かるダートで才能開花。砂こそ違えど上がり3ハロン40.1秒を要した川崎記念も制しているように、加速に時間を要するため上がりが掛かった方が良いタイプで、むしろ新しくなった大井競馬場の砂でより持ち味が活きそうです。  前走は前半からペースが上がるアメリカで適性は合わなかっただけに、直線が長く上がりを要する今回は巻き返しが期待できます。

今年の南関三冠馬ミックファイアは未知の舞台

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無敗の三冠馬ミックファイアは、時計の掛かる“新しい砂”を克服できるか

 一方、2番人気が予想されるもう一頭の注目馬ミックファイアにとっては未知の舞台といえるでしょう。  同馬は南関三冠を制していますが、時計の出やすい旧時代の大井競馬場の実績。しかも今年の上半期の大井競馬場は時計も出やすく、稍重馬場で行われた羽田盃で記録した1分50秒9は同レースのレコードタイム。また、重馬場で行われた東京ダービーでも2分4秒8でレコードを記録しています。  JRA勢を降したジャパンダートダービーのように時計面の優秀さはミックファイアの能力の高さを示す根拠でもあるのですが、一方で時計の速い決着で優れたパフォーマンスを示しているということは高速決着への適性の高さを示す根拠にもつながります。  前走のダービーグランプリも時計の出やすい盛岡競馬場で開催。今回は一転して時計の掛かる新しい大井競馬場で、さらに初の古馬との対戦。歴戦の実力馬相手にスタミナ勝負に持ち込まれれば、取りこぼす可能性もありそうです。  以上、東京大賞典のポイントと有力馬の適性についての解説でした。少しでも参考になれば幸いです。東京大賞典を的中し、少し早いお年玉をゲットしましょう! 文/安井涼太
各種メディアで活躍中の競馬予想家。新刊『安井式上がりXハロン攻略法(秀和システム)』が11月15日に発売された。『競走馬の適性を5つに分けて激走を見抜く! 脚質ギアファイブ(ガイドワークス)』『超穴馬の激走を見抜く! 追走力必勝法(秀和システム)』、『安井式ラップキャラ(ベストセラーズ)』など多数の書籍を執筆。
Twitter:@RyotaYasui

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(秀和システム)

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