稼いでいるのに「お金持ちになれない人」に共通している5つの特徴。“30代でFIRE達成”の経営者が解説
皆さん、こんにちは。メンタルトレーナーの三凛さとしです。私は20代の頃、借金苦と人生の挫折からメンタルトレーニングの重要性を学びました。その後、不動産ビジネスで成功し、30代で一度FIREを達成。その体験などをもとに「人生を好転させるヒント」をSNSで発信しています。
お金がたまらない人に共通する特徴。そのひとつは、「ストレス発散のためにお金を使う」ことです。私自身も会社員時代、嫌な仕事でたまったストレスを発散するため、週末になると飲みに行ったり、欲しいものを衝動買いしたりしていました。結果、その繰り返しで貯金はゼロ。これでは何も進展しません。
しかし、あるとき気付いたのです。「お金を使うこと」そのものが悪いのではなく、「何に使うか」が重要だということに。
お金はエネルギーのようなもので、どこに投資するかで未来が決まります。資産形成に使えばお金が増え、ビジネスに使えば事業が成長します。一方で、無意識にストレス発散に使えば、ただ消えていくだけです。
だからこそ、「自分が本当に大切にしたいもの」を見極め、そこに投資する必要があります。人生には仕事、家族、健康、趣味、美容、人間関係など多くの領域がありますが、人が心から優先できるのは多くても3つ程度です。私の場合、資産形成と仕事の成長、健康が最優先。そのため、自分の収入の8割を投資や事業投資、健康を強化するために使っています。
お金の使い方とは、その人の価値観を映す鏡のようなもの。ストレスに費やすのではなく、自分にとって大切なものに使いましょう。あなたは何を大切にしたいですか?
お金持ちになるには、自分の持てるお金を最大限活用することが大切です。そのうえで重要なのが、投資の配分を決めること。かつてアメリカの億万長者を輩出したセミナーに参加した経験があるのですが、その際、「自分のお金の投資配分」を教えてもらったことがあります。
その講師によれば、収入のうち50〜55%は生活費に費やしていい。残りの5%は寄付に。そして、10%は資産形成、10%は自分へのご褒美、10%は自分の教育に対して使えと言われます。そして、残りの10%は何かあったときの必要資金としてセーブする。これが理想的な配分だと教えられました。
具体的に言うと、手取りが20万円なら、10~12万円は生活費に。4万円を必ず投資に使い、4万円は旅行や交際費など自分へのご褒美や楽しみに使います。残りの4万円は、自己投資、つまり教育に回しましょう。
自己成長のために学び続けることこそが成功への鍵です。この配分を必ずしも守る必要はありませんが、ひとつの目安になるのではないでしょうか(ちなみに私自身は資産形成には、給与の20%は費やすべきではないかと考えています)。
ある程度収入の使い道をきちんと分けておけば、どんな状況でもお金の使い方に迷わなくなります。この積み重ねを続けていくと、確実な資産形成につながるはずです。
日刊SPA!では「ストレスなく生きていくための方法」をお伝えできればと思っております。連載第6回となる今回は「お金持ちになれない人に共通している5つの特徴」について、お話ししていきます。
ストレス発散のためにお金を使う
自分のお金の使い道の配分を決めていない
富とお金のメンタルトレーナー。ニューヨーク州立大学卒業後、借金苦と人生の挫折からメンタルトレーニングの重要性を学び、不動産ビジネスで成功。その成功体験をもとに、人生を好転させるヒントをSNSで発信。YouTube、X、Instagramなどで合計45万人以上のフォロワーを獲得し、初書籍「親子の法則」の発行部数は6万部を記録。自身が開発したコーチングプログラムは約10年でのべ20万人以上が参加。
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