恋愛・結婚

元ラブホ従業員の女性が明かすトンデモ事件簿。興奮するセクハラ客を意気消沈させた意外な“仕返し”とは

 日々多くのカップルが訪れるラブホテル。数年前、都内の繁華街にあるラブホで受付業務のアルバイトをしていた中野洋子さん(仮名・30代)は、「土地柄なのか正直、行儀の悪いお客様も少なくありませんでした」と話す。そんななかで、特に衝撃を受けた2つのエピソードとは?

チェックアウトに並ぶ大行列

フロント

※写真はイメージです。以下同

 中野さんが働いていたラブホの受付には、小さな窓があり、接客時には客の手元しか見えないつくりだった。 「精算は各部屋ではなく、受付の機械でするシステムでした。時間が1分でも過ぎてしまうと自動的に延滞料金が発生します。厄介なのは、エレベーターが1基しかなく、お客様にはその旨の伝えもれがないように気をつけていました」  延滞料金が発生すると、社員の事務作業が増えるため、絶対に避けなければならなかったという。

怒鳴り散らす客に恐怖でフリーズ

 ある朝、退室時間の間近になっても、10組ほどの客が残っていた。1組目が10分前に、2組目も問題なく精算できたのだが……。 「残りのお客様は、各部屋を出ていることは確認できたのですが、その時点でチェックアウト時間の1分前でした。エレベーターは取り合いとなり、精算が追い付かないのは目に見えていました」  案の定、多くの客に延滞料金が発生した。いつもなら、客は「早く帰りたい」心理もあり支払うのだが、1人の男性客はあからさまに怒っていたと振り返る。 「その人は、『は? 時間過ぎたって1、2分じゃん』と引き下がりませんでした。延滞料金のことを説明すると、いきなりカウンターを蹴られ怒鳴り散らしてきたんです」  中野さんは、突然の出来事に恐怖心でフリーズした。客はさらに怒りを爆発させることに……。
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受付のまわりは“地獄絵図”
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