アジアカップに“魅力を感じる選手”はいるのか…優勝候補筆頭も懸念となる「モチベーション問題」
4年に1度開催されるアジア大陸の王者を決める大会AFCアジアカップ カタール2023が始まった。日本代表はグループDに入り、14日(日本時間同日20:30キックオフ)に初戦を迎えてベトナム代表と対戦する。2戦目は19日(日本時間同日20:30キックオフ)にイラク代表と対戦。グループリーグ最終戦は24日(日本時間同日20:30キックオフ)にインドネシア代表と戦う予定だ。
日本代表は昨年12月付けのFIFAランキングで17位となっており、アジアのなかでは首位に位置している。それ故、目標は当然のごとく優勝となる。
元日に行われたタイ代表戦後に、このアジアカップに向けたメンバーが発表された。直前にレギュレーションが変更となり大会登録メンバーが23名から26名となったこともあり、タイ代表戦で招集されたメンバーから6名が外れ、イングランド、スコットランド、スペイン、ポルトガルを主戦場とする選手ら9名が新たに招集された。
一昨年のワールドカップ以後の招集メンバー常連といわれるメンバーからは鎌田大地、古橋亨梧、田中碧がはずれた。は彼らが招集外となった理由の明言を避けたが、どうやら大会期間中である1月に所属クラブを移籍する可能性が高く、個人的なキャリアを優先させるために招集を見送られたようである。
また、負傷からの回復具合が心配される三笘薫については、「大会の初戦で起用できるかどうかというところはまだわかりませんけど、ケガの回復は順調にきているということで大会期間中の早い段階で起用できる」と、招集の経緯を説明した。
このように欠けるメンバーがいることで不安に感じる部分はあるが、同じようなクオリティを発揮できるチームを2チーム分ほどつくれるメンバーが今の日本代表にそろっていることはこれまでの親善試合でも証明してきている。森保監督が「招集できる条件のなかでベスト」と説明したとおり、優勝するには十分な戦力を整えられたといえるだろう。
今大会で日本代表と優勝を争うライバルとして考えられるのはイラン代表、韓国代表、オーストラリア代表、サウジアラビア代表、カタール代表といったチームになる。その中でも日本代表は頭ひとつ抜き出ていると評価されており、優勝候補の筆頭中の筆頭である。
常連メンバーが招集されなかった理由
日本代表は「優勝候補の筆頭中の筆頭」
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スポーツライター。日本最大級だったサッカーの有料メディアを有するIT企業で、コンテンツ制作を行いスポーツ業界と関わり始める。そのなかで有名海外クラブとのビジネス立ち上げなどに関わる。その後サッカー専門誌「ストライカーDX」編集部を経て、独立。現在はサッカーを中心にスポーツコンテンツ制作に携わる
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