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3月に「笑点」卒業の林家木久扇が“2度のガンを克服”できたワケを語る「毎朝ガンに向かって…」

一生懸命にガンを叱ってた?!

 それと、一生懸命にガンを叱ってたのも、効果があったんじゃないかと思ってます。  喉頭ガンのときも、起きるとすぐベッドの上で、 「おい! ガンよ、お前は胃に入ってきて、今度はノドかよ。なんで俺の身体に入ってくるんだ。勝手に入ってくるな。俺は家族と弟子を合わせて17人養ってるし、やることがいっぱいある! お前と付き合ってるヒマなんかないんだ! 出てってくれ!」  そんなふうに、かすれた声で小言を言ってました。ガンも生きてる組織ですから、きっと伝わるはずです。

「そういう前向きな患者さんのガンは治るんです」

 病院の先生に「毎朝、ガンを叱ってるんです」って言ったら、「そういう前向きな患者さんのガンは治るんです」っておっしゃってました。  ガンに小言を言うなんて、普通の人にはバカバカしいようだけど、ガン細胞も小言を聞いているんです。だから身体も治ってくる。  バカのゆるさがガンを追っ払ったというのは、そういう意味なんです。 文/林家木久扇 構成/日刊SPA!編集部
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