更新日:2024年03月24日 10:03
エンタメ

貯金2億2000万円から返金5億円。人気YouTuberが“無期限活動休止”前に語った「天国から地獄への転落」――大反響トップ10

1日2時間睡眠の過酷な生活を動画に

てんちむ

自分をさらけ出した「炎上中、ガチで家を失った」のYouTube動画(2020年10月公開)

 5億円の自腹返金を決めたてんちむさんは、返金のためタワマンからアパートへ引っ越し、ブランド品を売り払う様子を動画にして、“転落した自分”をさらけ出した。もちろん、すべて実際に行ったことだ。 「炎上で転落するのってだいぶかっこ悪いですけど、あそこまでバッシングされたら普通の企画を動画にしても評価されず、オワコン化するだけ。返金額を稼ぐには注目されないといけないから、YouTubeで稼いでいた私が転落するメシウマなコンテンツを動画にして、私を嫌いな人や興味がない人からも面白がられようと思いました。『どうぞ私を見て笑ってください』って気持ちでしたね」  さらに、平日夜はクラブのホステス、土日夜はバーレスクのダンサーとして働き、YouTuberと兼業するトリプルワークをスタート。ひたすらに返金額を稼ぐ、1日2時間睡眠の過酷な生活を丸ごと動画にした。

さらけ出し、道化になって生き延びた

 YouTube活動を続けると決めた時、「プライドは捨てる」と自分に約束したと言う。 「返金額が大きすぎて、プライドがどうとか言える状態じゃなかった。誰に何を言われようが誠意を見せて絶対返金しようと思って、私生活まで全部YouTubeに売ったんです。  仕事第一で生きてきた私にとって、てんちむの死は自分の死。2億2000万円の貯金やプライドよりファンや信頼を優先して、道化になってでもてんちむを生かそうと思いました」  こうした死に物狂いの返金生活が視聴者に評価され、炎上からわずか3か月後には高評価が9割になり、炎上前は138万人だったチャンネル登録者数が150万人を超えた。たった数か月で世間に手のひら返しをさせ、ファンを増やしたのである。
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向上心は毒にも薬にもなる
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元恋愛依存症の心理カウンセラー・文筆家。一児の母。YouTuberメディア「スター研究所」編集長。人間オタクで「なんでなんで」と質問責めして分析するのが趣味。性とジェンダーの話を好む
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