シンママの現役グラドルを追い詰める「これって虐待では?」SNSの言葉に自信喪失
2023年7月末に未婚のまま出産し、シングルマザーとなったド底辺グラドル兼ライターの筆者(吉沢さりぃ)。
いちおうタレントの端くれとして、日々の様子をSNSにアップすることも“仕事のうち”なので、愛する息子氏との出来事を書くことも多い。そんななかで、最近モヤモヤしていることがある。それは、すぐに“虐待”と言われてしまうことだ。
今まで息子氏と暮らしてきて、最近は「なんで泣いているのか意味がわからない」ということも少なくなってきた。オムツを替えてほしい、お腹がすいた、寝たいけど寝れなくてグズリ泣き、夕方だから泣く。たいていが、この4つのうちどれかだ。
でも産後4ヶ月くらいまでは「なんでこんなに泣くの~」と、こっちが泣きたくなるくらいずっと泣いている日も多かった。思いつく限りの全てをやっても、ずぅ~っとギャン泣き。
これが何時間も続けば筆者も疲れ果ててしまい、泣き喚く息子氏をバウンサーに乗せて、箱根駅伝の録画を見せたことがある。そして名シーンを必死に解説するという意味不明なことをしてみたら、5分くらいでやっと寝たのだ。「はぁ、やっと終わった~」と肩の力が抜けた。これをX(旧Twitter)に投稿したところ、なぜか「虐待では?」と疑われてしまったのだ……。
「え、虐待? なんで?」と思ったが、たぶん日々の疲れもあって「これって虐待なんだ、興味のないテレビを見せて、勝手に話しかけてストレスを与えてしまったんだ」と、とても落ち込んでしまった。
同時に、“人を育てる”ということがものすごく怖くなってしまったのだ。
また、ある日のこと。1ヶ月検診も無事に終わり、友人が遊びに来てくれて近所の居酒屋に行ったのだが、最初は寝ていてくれた息子氏が急にギャン泣きを始めてしまった。
筆者はXの一件もあったので「こんな生まれたての子を飲食店に連れてきて、まわりからは虐待だと思われるかもしれない」と胃がキリキリした。
子育て経験者の友人は「他の席の子の方が泣いてるし、まだ18時だよ。こんなの普通だよ」と言ってくれたが、親子で半泣きで先に自宅に帰った。
以前Xで虐待と言われたことで、「もしかして通報されるかも?」レベルのナイーブになってしまったのだ。
飲食店での外食もそうだし、一時期は電車に乗るのも怖かった。少しでも泣いたらいったん降りて完全に寝かせてからでないと再び乗ってはいけない気がした。さらにホームで泣かれるのも怖くなり、ついには引きこもりがちになった。
鬱々と過ごしている筆者に友人が「今のうちに外食しないと、歩き出したらもっと行けなくなるよ! 外にでなよ!」などと連れ出してくれた。そのおかげで、徐々に外出ができるようになり、今ではちょっとぐらい泣かれても対処できるようになったから良かったものの、克服できないでいたら交友関係まで狭まっていただろうし、ものすごくストレスが溜まっていたと思う。
子供に箱根駅伝の録画を見せて解説したら「虐待では?」
まわりからの目が怖い
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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