ライフ

61歳女性の“還暦ファッショニスタ”。「まわりから浮きたくなかった30代」から自分らしさを取り戻すまで

年齢関係なく好きなファッションを楽しめる世の中になって欲しい

 はる。さんは現在、Webメディア『ヘンとネン』で「パッとしてグー」という連載も持っているとか。 「これは色んな職業の服選びで悩んでいる人を私がコーディネートしてパッとさせるという企画なんです」  こういった仕事を通して同世代の女性を中心に、ファッションの相談を受けることも増えた。 「SNSの普及で個性的な方も増えてきたし、昔よりもファッションに対して寛容な世の中になったとは思いますが、くすみカラーが流行れば、みんなくすみカラーを着ていますよね。着たくて着ている人もいるだろうけど、その中には子育て中の私みたいに『まわりから浮かないように』という人も多いのかも」  彼女に相談にくる人のほとんどが「フリフリが着たいけど年齢的に着ていいのか?」「まわりや彼氏から年相応の格好をするように言われてます」など、好きな格好をしたくても年齢を気にしている人が多いそうだ。 「アパレル企業側が顧客のターゲット層を狭めていたり、決めているのがまずもったいないと思います。だって日本人の女性の半分が50代ですよ? そこをあえて排除する必要なんてない。年齢関係なく好きなファッションを楽しめる世の中になって欲しいし、若者や同世代など幅広くファッションで悩む人に勇気を与える存在になりたいです」 “還暦ファッショニスタ”の挑戦は続く。 <取材・文/吉沢さりぃ>
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
1
2
3
おすすめ記事
ハッシュタグ