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元プラスマイナス・岩橋氏が語る“松本人志の凄さ”「ダウンタウンさんは異質やった」

「裸一貫」になって「解放されたところもある」

心が折れることなく、「やり切る」ということをモットーにして、オファーが来たときは思いっきりバットを振ります。ウケようがスベろうが、どんな結果になっても気にせずに、自分をさらけ出していく。まったく笑ってない人がいても、数人が腹ちぎれるくらいに笑っていたら本望です。 ちょっと前までは、「あっ、俺、漫才師。パリッとしよ」みたいな気持ちがありましたけど、今はそれもなくなって、ホントの裸一貫。裸の俺をぶつけて、「見たことないな」って思わせたい。解放と言ったらカッコつけすぎですけど、やっぱり解放されたところもあるんです。 岩橋良昌の表現が、多少なりともコンビ時代に浸透し、僕の訳わからん言動や暴れまくる笑いを面白いと思ってくれる人もいるってわかりました。プラス・マイナスの20年には、めちゃくちゃ感謝しています。そこでわかったことを、一人になって、より研ぎ澄ましていく。松本さんにも言われたことですよね。 めっちゃおもろい時はめっちゃおもろいし、全然おもろない時は全然おもろないーーアベレージを取りにいかずに、ホームランか三振しか狙わない。自分がおもろいと思う自由な破壊を目指す。そして、いつの日かまたダウンタウンのお二人と共同作業させていただけたら、最高です。 <談/岩橋 良昌> 【岩橋良昌(いわはしよしまさ)】 1978年、大阪府生まれ。お笑い芸人。NSC(吉本総合芸能学院)大阪校25期生。吉本興業に所属し、2003年に高校の同級生でNSC同期の兼光タカシとプラス・マイナスを結成。06年、M-1グランプリ準決勝初進出。07年、ABCお笑い新人グランプリ優秀新人賞。12年、上方漫才大賞新人賞。13年、R-1グランプリ決勝進出。23年には上方漫才大賞の大賞に輝く。24年、吉本興業と契約解消しフリーに。強迫性障害であることを公表している。
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松本人志は日本の笑いをどう変えたのか 松本人志は日本の笑いをどう変えたのか

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