更新日:2024年06月05日 09:41
エンタメ

芸能人シリーズの元セクシー女優、今明かされるデビューの決め手と“本当”の引退理由

セクシー女優デビューの決め手は…

琴乃 その後、一時は音楽活動に専念するが、まさかのセクシー女優としてデビュー。“元グラビアアイドルのセクシー女優”は、当時としては希少な存在だった。いわゆる芸能人シリーズの走りともいえるだろう。  その決断に至った理由はなんだったのか? 「イメージDVDをSOD(ソフト・オン・デマンド)で出していて、熱心に『うちに来なよ』とスカウトされていたんです。朝早いし、大変そうだから最初は断っていたんですが『美味しい焼き肉を毎日でも食べさせてあげるよ!』という誘い文句に負けました」  なんとデビューの決め手は、まさかの「焼き肉」だったというのだ。
現役時代

現役時代のイベントにて(提供写真)

 実際にセクシー女優になってみて大変だったことを聞くと「やっぱり朝が早かった」と苦笑いする。 「私は“単体”だったので、月に1本しか撮影ができなかった。だから撮影がある日は、朝5時入りで翌日の3時までとかもザラでした。月1とはいえ、キツかったです」  それ以外の日は、雑誌の撮影やインタビュー、収録などがあり、内職までしていたそうで「1日も休みがなかった」とか……。 「デビュー前からボールペンをつくる内職をしていたんです。さすがに忙しいので辞めますって言ったら『どうしても辞めないでくれ!』と頼まれてしまって断れず。本数のノルマも厳しくて、朝起きて歯磨きしながらボールペンをつくって撮影に行って、帰ってきてすぐにお酒を飲みながら朝までボールペンをつくるみたいな」

1本200万円のギャラでも引退した理由

琴乃 琴乃さんは当時、「1本あたりのギャラで200万円近くもらっていた」そうで、さらに内職でも月8万円ほど稼いでいたが「貯金はゼロでした」とあっけらかんと言う。 「おばあちゃんの整形費用に消えました。『ちょうだい』っていうからあげていたんですが、おばあちゃんはどんどん綺麗になっていきましたね(笑)」  そんなに稼いでいたのに自身は「ほとんどお金を使っていない」と話す。そんな彼女がセクシー女優を引退したワケとは……? 「私はゲーマーなんですが、ゲームの発売日はいつも休みの希望を出していたのに、仕事を入れられてしまっていたんです。発売日に並べないからゲームが買えなくて、『もう引退しよう!』って決意しました。この話は、引退するときのインタビューでも話したはずなんですが、なぜか載っていませんでしたね(笑)。これが本当の理由です」
韓国のイベント

韓国のイベントで先輩DJと(提供写真)

 セクシー女優を引退後は、韓国でプロゲーマーとして活躍する兄の手伝いをしたり、韓国アイドルのプロデュースをしたり、自身のサブスク(定額制)コンテンツの制作や、DJとしても活動している。今後については……? 「自分なりの解釈でエロコンテンツをつくりたいですね。たとえば、ピンク映画とかエロアイドルユニットもプロデュースしてみたい。あとは、私は動物が好きなのでシェルターとかも。今は寄付しかできていなくて、すごく歯がゆいのでいろいろな活動をしていき、そのお布施でシェルターがつくれたらいいな」
釜山

地元の釜山にて(提供写真)

 いずれは“坂上忍の女版”になりたいと語る琴乃さんの今後が楽しみだ。 <取材・文/吉沢さりぃ、撮影/藤井厚年>
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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