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もしも、ミサイル警報が鳴ったらどうする?“着弾までの5分間”で生存率を上げる方法

爆発への準備姿勢は頭を危険の反対方向へ

爆発への準備姿勢。窓などの危険な方向に足を向け、頭をなるべく危険から遠ざける

 ミサイルの着弾が近づいたら、建物の中にいたとしても、爆発への準備姿勢を取っておきたい。窓など危険な方向に足を向けて、できるだけ身を低くする。カバンや布団があれば頭部をカバーして、致命傷を受ける可能性を極力低くしよう。  着弾の衝撃で鼓膜が破れることがあるので、できれば耳をふさぎ、目を閉じておくのも鉄則だ。視覚と聴覚は、着弾後の避難に必要な知覚となるので、着弾後の生存率を高めるためにも、恥ずかしがらずに準備姿勢をとることが大切だ。

爆発で倒れたときは、急に立ち上がらない

爆破で倒れてしまった場合は、まずは慌てず体の損傷をチェックする

 運悪く、ミサイルなどの爆発で倒れたときはどうするか?  被害に遭ったと自覚しても慌てて立ち上がろうとはしないこと。混乱状態で傷みを感じておらず、体の損傷に気づかずに体を動かすと、損傷を悪化させてしまう恐れがあるからだ。  まずは倒れたままの状態で体の損傷をひとつずつ確認。立つときには、四つん這い、膝立ち、二足の順にゆっくりと立ち上がるといい。
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チェックすべき5つの損傷箇所
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1990年代よりカナダ、アメリカのサバイバルスクールでサバイバル技術やネイティブアメリカンの古来の教えを学び、2001年にブッシュクラフトやサバイバルの技術を伝える自然学校「WILD ANDNATIVE」を設立。地球とのつながりを感じる自然体験プログラムを実施している。2013年に一般社団法人「危機管理リーダー教育協会」を設立。執筆活動、テレビや雑誌などのメディア協力も積極的に行い、技術を広く共有している。CMLEブッシュクラフトインストラクター養成トレーナー、Japan Bushcraft School校長、Japan Urban Survival School校長、自衛隊危機管理教官、自衛隊サバイバル教官
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