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「魚民」の大量閉店は“大正解”か。運営企業「モンテローザ」の“稼ぐ力”は他社を圧倒

苦しむ「庄や」。ようやく利益を出したが…

 苦戦しているのが大庄。2023年8月期は4億円の営業赤字でした。2024年8月期上半期にようやく4億円の営業利益を出しています。 「庄や」は宴会への依存度が高い店舗。コロナ禍の影響を真正面から受けました。2020年8月末時点の「庄や」の店舗数は170。2024年2月末に66まで減少しました。  上場企業の場合、退店するスピードが限定的になりがち。閉店にかかる原状回復費や減損損失などによって多額の赤字が発生すれば、債務超過に陥って上場廃止基準に抵触するなど、難しいかじ取りを迫られるためです。  大庄はホルモン業態など新たな店舗の出店を進めています。宴会に依存しない店舗の開発が必須となるでしょう。 <TEXT/不破聡>
フリーライター。大企業から中小企業まで幅広く経営支援を行った経験を活かし、経済や金融に関連する記事を執筆中。得意領域は外食、ホテル、映画・ゲームなどエンターテインメント業界
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