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深夜の機内で“痴漢”の被害に。熟睡していたら違和感を覚えて…「恐怖で声が出せませんでした」

隣に座っていた男性が最悪の行動に

飛行機「隣に座っていた男性が私の服を引っ張って胸元を覗いていたんです。驚きましたが、恐怖で声が出せませんでした。しかもその手が服の中に入ろうとしていたので、とっさに寝返りを打ち、体勢を変えました。そのときに勇気を出して、客室乗務員を呼べばよかったんですよね。でも、眠さもあって『後で言えばいいや』という気持ちで、そのときはふたたび眠りに落ちてしまいました」    その後、着陸の時間が近づき、客室乗務員に起こされて目を覚ましたレナさん。そのとき、隣の男性がいなくなっていることに気がついたという。 「隣に座っていた男性は少し前の空いている席に移動していたんです。当時は今ほどルールが厳しくなく、海外の飛行機では空いている席に自由に移動できました。そのため、私が客室乗務員に言う前に、その男性は逃げるように素早く飛行機を降りていったんです。おそらく、私が乗務員に言うつもりだと気づいたのでしょうね。もはや、怒りを通り越して呆れるしかありませんでした……」

その場で客室乗務員に報告を

 現地の空港には語学学校のスタッフが車で迎えに来ていたため、レナさんは急いで空港を出なければならなかった。このように大半の人が飛行機を降りた後にすぐ予定があるため、被害が報告されにくい現状があるのかもしれない。  これから夏休みなど、長期休暇で飛行機に乗る機会が増えるだろう。特にひとり旅をする人は注意が必要。また、万が一被害に遭った場合は、その場で客室乗務員に報告するのが最善策だ。 <取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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