更新日:2024年08月22日 13:51
エンタメ

『水ダウ』で話題。153センチ、41キロの“最弱”お笑い芸人「一日一食で十分」

自分の容姿が特徴的だと思っていなかった

小・中学生時代はスポーツができる男性がクラスの人気者になることも多い。小さな体はコンプレックスではなかったのか。 「小学校から中学までサッカーをやっていたんですが、対戦相手と接触すると、引くぐらい吹っ飛んでしまうんです。ファールをもらいやすいという利点ではありましたが(笑)」 どうやら別の意味で活躍はできていた様子。思春期は見た目の比重が大きいものだが、その点について聞くと意外な答えが返ってきた。 「僕自身、顔と体型が特徴的だということに気づいてなかったんですよ。同級生たちも僕がこんな姿でも『いじってはダメなものかもしれない』と思ったのか、何かを言われることはなかったので、コンプレックスを持つこともありませんでしたね。しかも、高校の時は彼女もいたので、むしろ特殊な顔面だと思ってなくて。芸人になった時も、武器になるとは思っていませんでした(笑)。なので、キングコングさんみたいな正統派の漫才師になろうと思っていました。まさか、こんな感じになるとは(笑)」

「食べるのが遅い」ゆえの気苦労も

芸人になってからは、TikTokをはじめとしたSNSでも人気が上昇。さらには「水曜日のダウンタウン」への出演で知名度も一気に上がった。そんな彼の日常生活では、困ったことも起こる。 「とにかく食べるのが遅いんです。僕が食べ終わるのを待ってもらうわけにはいかないので、先輩とはあまりご飯に行けませんね。もし、誘ってもらって行ったとしても好きなものというより、早く食べ終われそうなものを選んで、しかも小盛りで注文します。それと、飲み会などで女の子から『体重何キロ?』と聞かれることも多いんですけど、正直に話したところで軽すぎて引かれるんですよ。『聞いてきたのに引くんかい』と思いますね(笑)」 服のサイズもSでも大きいため合うものが少なく、レディースやキッズの服を買うことも多いという困りごとも。一方で、ラッキーを得られるチャンスもあった。 「今もアルバイトしているんですが、重い荷物を運ぶ仕事がある時に、周囲の人が『あいつに運ばせるとかわいそう』とか『あいつに運ばせると落としそう』と思うらしくて、進んで運んでくれるんですよ(笑)」
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勝手に「病気扱いする」コメントに怒り
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Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。

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