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山手線で妊娠中に気づいた“妊婦キーホルダー”の現実「席を譲ってくれる人は“ほぼ皆無”」

自分が妊娠するまで気がつかなかった

妊婦に優先座席を譲る男性

※写真はイメージです

 最近、世間では「少子化、少子化……」とよくいうが筆者の範囲では、むしろ「妊婦めっちゃ多くない?」と感じるようになった。  なぜだろう?と考えたが、妊婦が増えたというよりも、「自分が妊娠したから気がつくようになった」ということなんだと思う。  自分が妊婦キーホルダーをつけた経験から、街中で同じように大変な思いをしている妊婦に対して敏感になった。でも、「私は妊娠する前にちゃんと妊婦に席を譲れていたか?」と自分自身に問うと、ハッキリ「YES」とは言えない。  妊婦の中には「運動を兼ねて逆に電車では立ちたい」という元気なママもいるかもしれないが、筆者はとにかく!とにかく!座りたかった! ので、出産以降は妊婦キーホルダーを見たら譲るようにしている。  自分も疲れていて立ちたくない、譲っても断られたら嫌だ、譲るのに勇気がいる距離……など、明らかに妊婦体型ではない場合は「まだ大丈夫じゃないかな?」と思ったりもするが、顔色がいくら良くても、いくらお腹が出ていなくてもじつはしんどかったりする。  優先席付近の妊婦には問答無用で席を譲って欲しいと思うし、妊婦キーホルダーに周りがもっと敏感になって欲しいな、と思う。 <文/吉沢さりぃ>
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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