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1千万円「純金茶碗窃盗事件」の真相。32歳“自称イケメン”被告の「信じられない行動」が明らかに

被告人のSNSから見える謎の人物像

裁判

被告人が投稿をしていたSNS

 事件も“ナゾ”が多いが、被告人もまたナゾな人物なのだ。被告人は約5年前の2019年4月にYouTubeチャンネルを開設していた。自身のビジュアルに自信があったのか、チャンネルの説明文には「イケメンがイケメンを生かして、『あれ』『これ』をやるチャンネルです! モデルみたいなもんだね」などと記載されている。  事件を受けて、チャンネル登録者数は増加しており、現在は491人(7月9日現在)。現在までに7本の動画が投稿されているが、無言でただ自身の顔を映しているショート動画ばかりだ。2020年8月には「イケメンが東京でいろいろ。」と題したショート動画が公開されており、上京したとされる時期と重なる。
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被告人の投稿(本人のSNSより)

 一方で被告人のSNSには、勉学に励んでいるのだろうか、参考書の写真付きの投稿も。他にも、病院への通院や体調の報告、「不安定が若さ」などと自身の持病について触れる投稿もあった。  今回の初公判で、弁護人は被告人の「責任能力」に争う姿勢を示した。主張する責任能力の程度については簡易鑑定の結果を専門家と相談してから陳述するという。  次回は、7月中旬の進行協議を受けて、公判期日が指定されることとなった。まだまだ公判は続きそうだ。 取材・文/学生傍聴人
2002年生まれ、都内某私立大に在籍中の現役学生。趣味は御神輿を担ぐこと。高校生の頃から裁判傍聴にハマり、傍聴歴6年、傍聴総数900件以上。有名事件から万引き事件、民事裁判など幅広く傍聴する雑食系マニア。その他、裁判記録の閲覧や行政文書の開示請求も行っている。
X(旧ツイッター):@Gakuse_Bocho
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