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「ラーメン二郎にカップルで来るな〜!」二郎マニアがイラだつわけ――仰天ニュース傑作選

インスパイアの客層はもっと酷い

 だが、この話を聞き「本家は全然マシ。問題なのはインスパイア(系列ではないが、二郎のようなラーメンを出す店舗)ですよ」と言うのは、寺嶋忠さん(27歳・仮名)だ。 「インスパイア系だと店によっては、かなりカジュアルで入りやすいところも多い。最近は、二郎よりも行列が出来てる店舗だってあるんですよ」 ラーメン二郎 ではこのインスパイア系に訪れる、ファンが迷惑する客とはどういった人種なのか。 「これは本家でもよく見かけるけど、まずは学生の集団。高校生だか大学生だか知らないけど大勢で来るんですよ。それで、身の丈に合ってない注文をする。『ヤサイマシ』とかのコールは有名だと思うけど、身内ノリの悪ふざけなのか、全員『全マシ』とかにする。しかも大ラーメン頼んでですよ。店によって違うけど、二郎系は小ラーメンでも麺が300gとかある。大だと500gもある。  これにヤサイてんこ盛りにして、食べ切れるはずがないのは誰が見ても明らか。当然、最後の方は無理矢理口に詰め込んでる姿をよく見ます。大勢で来てるから調子に乗ってるのかもしれないけど、待ってるこっちの身にもなって貰いたい。インスパイアだと本家と違って温厚な店主も多いから、『大ラーメン? 食えるの?』とかも聞き返さないこともある。結果、アホな客が増えるんです」

なぜこんなに大人数で来る?

 また寺嶋さんは「なぜこんなに大人数で来る?」と思う状況にも何度か出くわすという。 ラーメン二郎 「酷かったのは先日行った某インスパイア系。夜20時頃行ったんですけど、ライブ終わりのバンドマンみたいな奴らが男女10人くらいで来てて。狭い店内なのにギターを背負ってる時点でイラッとしましたけど、こいつらは『10人並んで座りたい』とか言うんです。考えられなくないですか? 席、13席だよ?  彼らの後ろにも10人近く並んでるし、この主張は完全に店を間違えてる。さすがに店主が『他のお客様もいますので、2人ずつとかで…』とお願いしてましたけど、少しふて腐れていて。そんなに仲間でラーメンが食べたいなら、バーミヤンにでも行って食べやがれ! と言ってやりたかった。こういう客をみてると、門戸を広げすぎたんじゃないかと感じます」  ラーメン二郎に限らず、例えばオフィス街のランチタイム時などでも、混雑しているにも拘わらずスマホをいじったり、だらだらお喋りしたりと、自分本位な客はいる。周りの迷惑にならないためにも、時と場所を選んだ振る舞いをすることが大切だ。<取材・文/ロケット梅内>
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