更新日:2024年09月06日 18:01
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サンリオが最高益に。ハローキティ50周年で「大復活を遂げた」5つの理由

強み2:ライセンス事業の躍進

 サンリオのライセンス事業は、複数キャラクター戦略が功を奏し、すべてのカテゴリーで前年を上回る成績を収めています。直近の四半期決算におけるライセンス事業の売上高は40億9900万円に達し、前年同期比で39.0%の増加を記録しました。  特に、大手アパレルブランドとのコラボレーションが成功を収めており、他社キャラクターとの競争の中でもサンリオキャラクターの人気は依然として高い水準を維持しています。  今年はさらにハローキティ50周年を記念して、サンリオとユニクロがコラボしたコレクションが9月9日から販売される予定です。このコラボ戦略は、サンリオが国内外でのブランド認知度を高めるための重要な手段であり、今後もさらなる知名度向上が期待されます。  近年ではデジタルコンテンツやゲーム事業への進出も進めており、これが新たな収益源として期待される事業です。

強み3:海外事業の貢献とロイヤリティ収入の増加

 サンリオの日本セグメントにおけるもうひとつの重要な要素は、海外事業からのロイヤリティ収入の増加です。直近の四半期決算における海外事業の売上高は52億1900万円に達し、前年同期比で101.1%の増加を記録しました。また、営業利益も105.9%増加し、50億1400万円に達しました。  海外の各地域での業績が好調に推移しており、これがサンリオの売上高と営業利益に大きく貢献しています。  たとえば北米市場におけるデジタル戦略とライセンス収入の拡大も、サンリオの業績向上に大きく貢献しています。特に北米市場では「価値創造サイクル」と呼ばれる施策が成功を収めており、アパレルや玩具、ヘルス&ビューティなどのカテゴリーでの売上が急増しています。これにより、北米市場での営業利益は前年同期比で100.9%増加しました。  また、サンリオキャラクターを活用したデジタルゲーム「サンリオワールド」は、若年層から高い評価を得ており、今後の収益拡大が期待されています。
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金融ライター、個人投資家。資産運用とアーティスト作品の収集がライフワーク。どちらも長期投資を前提に、成長していく過程を眺めるのがモットー。 米国株投資がメインなので、主に米国経済や米国企業の最新情報のお届けを心掛けています。Webメディアを中心に米国株にまつわる記事の執筆多数 X(旧ツイッター):@usjp_economist

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