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「管理職には興味がない」50歳ヒラ社員、年収1500万円の仕事を捨てて辿り着いた幸せ――大反響ニュース傑作選

年収は下がったが今の働き方に満足

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その後、37歳からはSE職でIT企業に再就職し、残業ゼロで年収508万円、かつ休みもしっかり取れる今の働き方に満足しているという。 それだけのキャリアを重ねていれば「ぜひ役職に」と打診されそうなものだが、麻生さんは上層部との面談のたびに「管理職には興味がない」と宣言し続けている。 「仮に管理職になったら、いや応なしに部下のケアまで任されるので、そんな立場は絶対に勘弁してほしい。過去の現場で若手の育成を担当した経験もありますが、正直言ってこの職は能力がモノをいう世界。デキるヤツは放っておいても伸びるけど、芽が出ないヤツは手をかけても、からっきしダメなんです」

ヒラ社員の幸福度をハネ上げる方法

デキる部下がつくかどうかは、運次第。そんなギャンブルで、自分の管理職としての評価が左右されるなど、まっぴらごめんだと彼は言う。 麻生さんのように若い頃に稼ぐことはできないが、ヒラ社員で生きる覚悟があれば時間もある。その時間を使って副業し、カネを貯め私生活を充実させられればヒラ社員の幸福度はハネ上がる。 取材・文/田中慧(清談社)
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