エンタメ

SPA!FES誌面バトルで大健闘の新生アイドル「ポジティブモンスター」とは!?

昨年、創刊35周年を記念した行われた都市型サーキットフェス『SPA!FES』。今年は11月17日(日)に、会場はSpotify O-WEST/SHIBUYA RING(いずれも渋谷区円山町)を中心に、合計30組のアイドルたちがライブパフォーマンスを披露。大盛りあがりのうちに終幕した。 一方、フェスと同時に行われていたのは、7組のアイドルグループがSPA!本誌の誌面登場権を懸けて争う「誌面争奪アイドルバトル」。SPA!本誌に付随された投票券と、当日会場での生写真販売数、オンライン上で画像を販売する「メディバンネップリ」の3項目の合計ポイントを競うというものだ。

’23年に結成したポジティブモンスター。12月現在ではメンバーは5人になり、左から春宮さくら、桃瀬あやな、美月瑠奈。ほかに、この日欠席だったリーダーの佐伯夏海と、12月から星乃愛璃咲が兼任。

結果、栄えある1位に輝いたのは今年1月に始動したばかりの3人組アイドルユニット「エイアイカ」の立花玲奈さん。だが、実はSPA!編集部も驚くほどの健闘ぶりを見せ、2位まで上り詰めた新生アイドルがいた。それは、「ポジティブモンスター(以下、ポジモン)」所属の桃瀬あやなさんだ。 彼女はいったいどんな人物で、ポジモンはどんなグループなのか……。11月27日に行われた、グループの定期公演にお邪魔して、特別に独占インタビューを行った。

合計3組が出場!熱いっぱいの定期公演レポート

インタビューのために向かったのは、東京・代々木のライブハウス「ライブハウス代々木Barbara」。この日はちょうどポジモンの定期公演LIVEが開催されていた。

ポジモンと同じ事務所「Mori circle」に所属する4人組アイドル「ひまわりが咲く頃に」。左からメンバーの星乃愛璃咲、空乃あげは、和田茜。この日、萌葱もにかは欠席。

ライブは妹グループで今年8月にデビューしたばかりの「ひまわりが咲く頃に」のステージから開幕。続いてポジモンのダンスの先生である「Kanapon」のパフォーマンス。ポジモンは最後に登場し、お笑い芸人のパーマ大佐が作曲したというデビュー曲「ポジティブモンスター」からスタートした。 毎公演に駆けつけているという15人ほどのファンたちのボルテージも一気に上がり、ライブ初見の筆者でも思わず笑みと手拍子が止まらないほどの明るいステージ。終始笑顔全開のパフォーマンスを見せつけてくれた。

ファンと一体化する勢いのあるステージ。持ち前のパワフルさに観ているこちらも笑みがこぼれた

ライブ終了後、さっそくポジモンメンバーと、彼女たちのプロデューサーで元アイドルの森ふうかさんに集まってもらい、インタビューを開始。 森さんはコロナ渦でフリーランスアイドルとして活動していた経歴の持ち主で、オリジナル楽曲と衣装制作のためのクラウドファンディングを行い、わずか90分で目標金額を達成、最終的に目標の約2.5倍近くとなる170万円以上の支援を集めた、アイドルとしても凄腕のプロデューサーだ。

2位だけど「後悔はない」

――まずは、「誌面争奪アイドルバトル」準優勝、おめでとうございます。率直な感想はいかがですか? 桃瀬あやな(以下・桃瀬):ありがとうございます。やっぱり結果が出て、最初に出てきたのは「悔しい!」でしたね。正直、フェス当日まで毎日配信してファンの皆様とコミュニケーションをとっていたり、ありがたいことに出場しない他のメンバーも、固定ファンに呼びかけてくれたりしてたので、絶対に1位になれると思ってました。

SPA!フェス紙面争奪バトルに代表として出場した桃瀬。バトントワリングで身に着けた跳躍力と笑顔が魅力

森:グループ全体で頑張りきった、という感覚が大きいです。SPA!の副編集長が楽屋に結果発表に来たときも、その扉が開く瞬間からポジモンメンバーは皆ギラついるほどでした。だからこそ、副編集長の口から1位の「エイアイカ」さんの「エ」という声が聞こえた瞬間に、「うわー」と声を上げながら崩れ落ちちゃって……。 桃瀬:もし1位だったら、そのままメインステージでパフォーマンスできる特権があったじゃないですか。だから、ファンの皆さんはすでに前の方の客席で待機してくれてたみたいで……。でも、それくらいの熱量で一緒に戦ってくれたファンの皆さんには感謝しかないです。
次のページ
成功の鍵は「ファンに虚しい思いをさせないこと」
1
2
おすすめ記事