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元日テレ・上重聡アナ、フリーになった直後の苦悩を語る「今日も0円か」…帯状疱疹を2回経験

退社も考えた不祥事は「若気の至りがあった」

不祥事について――人気アナウンサーとしての地位を確立する一方で、’15年には不祥事も報じられました。当時の思いを聞かせていただけますか? 上重:自分の無知もそうですが、若気の至りがあったと思います。『ズームイン!!サタデー』の司会になって、自分自身でも調子に乗っていた部分があったと思います。世間からお叱りを受けて猛省しましたし、正直「辞める」ということも頭をよぎりました。 ですが、会社に大きな迷惑をかけたけじめとして、その後の仕事を頑張ることでしか信頼を回復することはできないと思っていました。 ――その後、信頼回復をできたという感覚は? 上重:まず、不祥事があったにも関わらず仕事をくれた日本テレビにすごく感謝しています。信頼を回復できたかは私が語ることではないと思いますが、日本シリーズの実況やオリンピック中継などの大きな仕事もやらせていただけたのは、仕事に向き合い続けた結果だと思っています。 ――フリーになった今、日本テレビに思うことは? 上重:フリーで活躍できれば「さすが元日テレ」と言われますが、うまくいかなかったら日テレのアナウンサー自体も否定されることになる。だからこそ、メディアに出続けて存在感を発揮することが最大の恩返しになるのかなと。

もう一度情報番組のMCに挑戦したい

――最後に今後の抱負をお願いします。 上重:レギュラー番組を持ちたいですね。やはりフリーは不安定なのでレギュラーを持っていれば精神安定剤になると思いますし(笑)。あとは、両親がまだ関西にいるので関西のテレビ局で仕事をして、両親を喜ばせたいという思いもあります。 ――具体的にどのような番組に出たいなどはありますか? 上重:『ズームイン!!サタデー』の司会をやらせていただいたときは充実していましたし、自分の番組として堂々と言えるものだったので、情報番組のMCで番組を仕切るような仕事は、もう一度挑戦してみたいです。 もちろんそんな甘い世界ではないと思っています。まずはいろんなオファーに対して、一生懸命に取り組んでいきたいと思っています。 【上重聡】 大阪府出身。高校時代は名門・PL学園のエースピッチャーとして甲子園で活躍。立教大学卒業後の’03年に日本テレビ入社。アナウンサーとしてプロ野球中継、箱根駅伝などの実況を担当したほか、『ズームイン!!サタデー』5代目総合司会、情報番組『スッキリ‼』『シューイチ』などでサブMCやキャスターを務めた。今年3月末に日本テレビを退社しフリーに。 <取材・文/瀬戸大希 撮影/山田耕司>
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