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津田大介氏×中川淳一郎氏「ツイッターとはバカと暇人のもの」なのか!?

【対談】 津田大介氏×中川淳一郎氏「ツイッターとはバカと暇人のもの」なのか!?

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津田氏「ツイッターは最も拘束力の弱いネットサービス。すべてを自分でルール化できる!」

中川氏「スイーツ(笑)女子は、ITギークよりもはるかに自由なツイッターユーザーだ!」

『Twitter社会論』(新書y)の著者で、ツイッター愛を標榜する津田大介氏と『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)などでネット世論の気味悪さを説く中川淳一郎氏。肯定&懐疑派の考える疲れないツイッター術とは?

中川 津田さんって、よくバカに絡まれますよね。専修大のBL研究講座のことをつぶやいたら、受講生に「講座の存在が広まったら俺がゲイだと思われるだろ!」って怒られたり。正直疲れません?

津田 「BL研究しといて、その差別発言はどうよ?」とは思うものの、僕、面倒くさいことがストレスにはならないんですよ(笑)。

中川 アイツら、ツイッターはフラットであるという意味を誤解して「津田と対等に議論してるぜ」とか思ってますよね。そんなバカの相手は疲れるはずだけどなあ。

津田 中川さんは疲れます?

中川 俺はツイッターの功罪を知りつつも活用する津田さんは好きだけど、ツイッター礼賛者は大嫌い。ヤツらに「死ね!」と言うためだけに使ってるから、全然(笑)。

津田 そもそもコミュニケートする気がないから疲れないのか(笑)。

中川 唯一ツイッターがいいのは「@○○」ってユーザー名を書けば「さん」を付けずに済むこと。批判も賞賛も呼び捨てでできるのは画期的ですよ。で、話を戻すと、フォロワーの多いギークは確実に疲れてます。以前はエロいことばっか言ってたヤツも数千人にフォローされたとたん「名言を言わねば」「100人にリツイート(引用)されたい」なんて重圧を感じるみたいで。あのキレイごとを言いまくる感じもウザい(笑)。

津田 ツイッターでは発言次第で誰でも有名になれるし、発言が「ふぁぼったー」なんかでランキング化もされて、簡単に自己承認欲求を満たせる。あとは最近、自己啓発系の人が増えたのが気になる。「ツイッターで夢が叶いました」って思いはわかるけど、行き過ぎは……。

中川 俺、「『素直になれなくて』を観てツイッター始めた」ってスイーツ(笑)女子を片っ端からフォローしてるけど、ヤツらのほうが健全。「パスタなう」なんてつぶやきばっかりだけど、自分の生活を投影しつつ、自由に楽しんでる。

津田 他人を気にして言葉をマイルドにするのもわかるけど、好きに書けなきゃ意味ないですよね。だから僕は「これ、書いて大丈夫か」と迷ったら絶対に書く。もし、論争になっても、それは言葉に力がある証拠だから。

中川 俺もそうだけど「嫌われてもいい」と割り切ると楽ですよね。津田まぁ、面倒 ストレスなのは僕だけらしいので(笑)、「迷ったら書かない」選択肢もアリ。拘束力の弱いメディアなんだから、全部自分で決めればいいんです

中川 ただ、さっきのスイーツ(笑)の間ではフォロー返しは絶対だったりもします。暗黙のルールは今もあるし、これからユーザーが増えれば、ミクシィの踏み逃げ問題みたいな変なルールは絶対増える。そしたら、俺は今以上にツイッターをDISりますよ(笑)。

津田 でも、フォロー返しなんてバンバンすりゃいいじゃないですか。で、本当につぶやきを読みたい人だけまとめたリストは別に作って、普段はそっちを見る。フォローが多くてつぶやきを全部読むのに疲れるって人もいるけど、だいたい、100人もフォローすれば全部読むのはムリ。とっととあきらめるべきです。ツイッターではタイムライン下の「もっと読む」を5回だけクリックする(=5クリック分だけ過去の発言に戻る)なんてルールを作ると疲れません。

中川 俺、絶対津田さんもツイッター疲れしてるだろうと思ってたけど、疲れないためのルールを全力で作ってますねぇ(笑)。

津田 僕が疲れるのは、仕事が忙しくてツイッターができないときだけ! 立派な廃人なんです(笑)。

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てっきり水と油だと思われた2人だが、ネットの厄介
さんに絡まれがちなお互いの境遇に意気投合!



◇「ツイッター疲れ」を避けるための処方箋
・すべてのつぶやきを読むことはあきらめろ
・「もっと読む」のクリック回数をルール化せよ
・面倒くさい日はムリしてつぶやくな
・読む価値のあるユーザーを集めたリストを作れ


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津田大介氏
’73年、東京都生まれ。メディアジャーナリスト。
主な著書に『だれが「音楽」を殺すのか?』(翔泳社)、
『Twitter社会論』(新書y)

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中川淳一郎氏
’73年、東京都生まれ。
ニュースサイト編集長などを務める自称IT小作農。
近著に『凡人のための仕事プレイ事始め』(文藝春秋社)


― ツイッターに疲れた…なう【6】 ―

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