更新日:2024年12月31日 10:26
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元ラブホテル従業員が明かす、他人には言えない秘密のエピソード。清掃中の“密かな楽しみ”に罪悪感も…

客が残していく“さまざまな形跡”

ホテル「私は、10代後半から20代前半にかけて荒れた生活を送っていました」  藤崎真美さん(仮名・40代)は、仕事を探しても長続きせず、あちこちを転々とする中で、ラブホの清掃業務を見つけたそうだ。 「地元にあった少し古びたラブホだったのですが、設備が不十分で、掃除の仕事も決して楽ではありませんでした」  客室には人が利用した後の“さまざまな形跡”があったという。 「特に布団が汚れていることが多かったですね。ローションや水分が付着していることは日常茶飯事でしたが、その清掃を割り切ってこなしていました。  とはいえ、目を背けたくなるような状態のときは、心の中で『これは仕事だ』と自己暗示をかけながらやるしかありませんでした」

清掃中の“密かな楽しみ”に罪悪感も…

 日々の疲れと不快感が積み重なっていくことに、徐々に耐えられなくなっていた藤崎さんだったが、“密かな楽しみ”のおかげで乗り切ることができたという。 「この仕事が続けられたのは、清掃中の自分なりの楽しみがあったからです。2部屋だけ特別に、“大人のおもちゃ”が用意されていたんです。大人のおもちゃが盗まれることもありましたが、その都度、新しいものが補充されていました。  仕事としては決してよくないのですが、清掃の合間に“それ”をこっそり試してみることが、私にとっての小さな楽しみとなっていました」  しかし、その後は「“自分は何をしているのだろう”と自己嫌悪に陥り、猛烈に後悔することが多かった」ようだ。  最終的には、ラブホの仕事が嫌になってしまい、辞めることになったという。 <取材・文/資産もとお>
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